GWも終盤、5月5日が何の日か、という問いはまさに愚問ですね。そう、模型の日です。今年の模型の日にあわせ、静岡にある久能山東照宮において頒布されたのが、冒頭のランナー風御朱印。家康公の愛刀として知られるソハヤノツルキ、金色に輝く三つ葉葵がデザインされています。
江戸時代家康公が駿府城や静岡浅間神社や久能山東照宮の造営のため全国各地より集めた職人たちが静岡に定住しその後漆器家具などの産業が発展しました、その木端を活用すべく木製模型が始まりプラスチックへの変遷を経て現在の模型の世界首都・静岡が誕生したわけです、家康公が関ヶ原で負けていたら或いはタミヤも存在していなかったと思うと感慨深いものがありますね(早口
さて、その家康公が祀られているのが久能山。模型の総本山とすらいえるわけで、このような御朱印が出て然るべき、というか遅いくらいでしょう。頒布は4月27日からでしたが、模型の日に合わせて訪れることにしました。久能山東照宮は静岡県、清水駅から車で20分、いちご海岸通りのその先にあります。
眼下に駿河湾を臨む本殿へは昔ながらの石段を登って行きます。その段数が1159段。イチイチゴクローサンて喧しいわ、という気分ですね。
不揃いな階段に体力を削られながら何とか踏破。社務所が見えてきますので御朱印をお願いして無事にゲット。本質はあくまで御朱印なので御朱印帳に貼れるように紙でできているわけですね。いつか御朱印風ランナーも出して欲しい。
せっかくなので本殿にもお参りして行きます。久能山東照宮が模型の総本山などと言ったのはただ嘯いたわけではありません。ほら、プラモが奉納されています。なかなか少ないんじゃないですか?スターウォーズと戦車と戦闘機とガンダムとミニオンが奉納されている神社というのは。そしてなんと、バンダイスピリッツのMGも買えるのです。
本殿や門など、職人達がその技術でもって作り出した造形を見ると心に熱く燃え上がるものが有りますね。あなた達の残した炎を絶やさずに燃やし続けたい。うおお、こうしてはいられない。早速家に帰って、家康公のプラモデルを引っ掴みます。
家康公、見ていてください。貴方のおかげで今日もプラモが楽しいです。
いち
16の頃に別れたプラモデルと36で再会した82年生まれ。