
動画の向こうの人たちと一緒になって手を動かすのって何か新しいし楽しい。インターネット・SNS全盛の今であっても基本、プラモという趣向は独りで向き合うストイックなもの。でもこの1時間ほどの配信動画の向こうでは講師のメソッドを前に「えー!それぐらいで良いんですね!」「すげー!カッコいいー!」と皆で楽しく盛り上がってる。オンタイムでなくとも、このキャッキャウフフに私も混ざりたくなった今回です。いざ、筆塗りトライブ!
各マテリアルは配信に準じるとして、キットを何にするか? 小ぶりなキットなら初の試みでもヤリきれる気がする。そこで選んだのはタミヤ1/72『F4U-1D コルセア』です。流し込み接着剤(速乾)を用いれば1時間半ほどで組み上がり、色塗りする余力は充分。メカサフで下地塗装した後、清水圭氏の筆先を見ていると「え?そんなに塗り残すの!?」と驚きつつベース色とハイライトを塗りきりました。あと、うすめ液で塗料を希釈しながら塗り進める加減を知れるのは動画でこそ。

エナメルカラーでスポンジチッピング。動画内で皆が絶賛していましたが、これで抜群なヤレ感が生まれます。タミヤのエナメルカラーのダークグレイ、すぐ買ったほうが良い。続いてプレミアムトップコート半光沢でツヤの整えとチッピング(及び水転写デカール)の保護。ここで一気に筆塗りしました感が無くなります。「筆ムラの正体はツヤのムラ。ならばトップコートでツヤを整えよ」とはまさに筆塗りトライブ道。


みるみる最後の工程です。タミヤ スミ入れ塗料 ダークブラウンでウォッシング。バシャバシャ塗って綿棒で拭き取っていくと筆塗りによるグラデーションがなじむなじむ。ハイライトがグッと落ち着くのと、スミ入れされて彫刻もパリッとするので「うぁ…… マジでリアル……!」と声が出ました。オレ天才!とメチャ元気がでる瞬間です。

完成! かっこいい! 水性ホビーカラーの匠・清水圭氏の筆塗りテクニック、マジ凄い! 今回、このメソッドを試してみて印象的だったのは「思っていたより早く塗りきれる」という点。筆さばきもそんなに繊細さを求められず、凄く頑張って成し遂げた!みたいなのがない。各工程の積み重ねが最後に花開くというドラマチックな時間を過ごせました。
汎用メソッドとツール&マテリアルが情報公開されている事は、集合知というインターネットの善性でしかないですね。まさに遠心力。またまたプラモが楽しくなってしまったー。