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己の作りたかった世界観をプラモに貼れ!直球で伝えるあなたの思い。

 模型展示会に行くと、作った模型の機体名や作品タイトルが札やプレートになって置かれている。それには「何を作ったものか」、「作った人がどんな思いを込めて作ったのか」がみる人に伝わってくる効果がある。松本で開催された松本城下町モデルコレクションに参加したときに、僕はそういう札やプレートを持っていかなかった。これはちょっと後悔していたのだ。

 そんな思いが頭の片隅に残りながら、マイクロエースの1/24 ダッジチャレンジャーを作っていた。そして女性も隣に添えようとしていた。女性プラモが塗りあがると、プラモのパッケージとは異なるなんとも迫力あるアネキになってしまった。キラキラカワイイは、今の俺には遠い世界。80年代ロボットアニメで硝煙や砂埃の中を強く生きる女性のような雰囲気に仕上がってしまったのだ。「ちょっとボス味がすごいな……ボス!?」、そのとき閃いたのだ。もうこの女性を、そこら辺を仕切っている姉御って設定にして、迫力あるダッジチャレンジャーに添えようと。車にも似合う。あとは誰が見てもボスの車に見えるようにメッセージ性を込めるだけだ!

 そういう場合はデカールだ! デカールにはマークや文字でキャラクター性を演出できる魔法がある。頼む……良いのがあってくれ……。家のデカールストックファイルを隅々まで探してみた。

 勝った……ど直球「THE BOSS」のデカール。もうこれを貼れば、俺が作ったダッジチャレンジャーはボスの車だ。誰もこの車には敵わない。そしてその隣に姉御を置けば、街の治安は守られるのだ。まさにTHE BOSS。これが俺の作品タイトルだ!

 飛行機模型のデカールの中にあったノーズアートを貼れば、さらに色気も出てくる。ボスの色気ってもんがさ。

 台座に乗せれば、もうタイトルプレートがなくてもわかるだろう! 俺が作りたかった世界が。見せたい世界、感じてほしいメッセージがあったら「模型に直接貼る」。そんな選択肢があってもいいじゃないか! 実際に貼ってみて、俺はすごく気に入っている。

 プラモってのは人が作った分だけさまざまな思いがこもっている。それをひっそりと模型の中に閉じ込めておくのも、俺は粋でかっこいいと思う。でも時には、メッセージ性を解放して「俺の歌を聴け」状態になっても良いと思う。そんな時は、模型に直接貼ったり塗ったりしてしまおう! プラモに思いっきり語らせようぜ!!

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フミテシのプロフィール

フミテシ/nippper.com 副編集長

1983年生まれ。模型雑誌編集や営業を経て、様々な世界とリンクする模型の楽しみ方にのめり込む。プラモと日常を結びつけるアプローチで模型のある生活を提案する。

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