

昔のプラモも、レトロゲームのようにまだまだ作り方を考えつくす余地がある。
そんなふうに思ったのは、『不思議のダンジョンRTAフェス』というイベントを見ていたからだ。様々なローグライクゲームをタイムアタック形式でどんどんクリアしていくといった内容で、2月23日からの三連休に開催されたイベントだ。
その中で惹かれたのが「トルネコの大冒険 不思議のダンジョン」だ。当時プレイしていたこともあり、プラモデルを作る合間に眺めていたのに洗練された攻略方法でどんどん進んでいく姿には驚いた。20年以上前に発売されたゲームが長く愛され、遊ばれ、研究が進んだ証のようにあっという間にクリアしてしまった。

アリイのマイクロエースは安い価格、小さい箱、かわいらしい昔の車のラインナップ、そして他所とはテイストの違うボックスアートが魅力のプラモデル。バリなどを丁寧に取り除き、パーツを整えることで真の姿が生まれるのだが、整えた後に塗装まで一気にやろうとすると結構大変。ただいつまでも完成しない姿を見ていると気づいたら埃をかぶってしまうということも考えられる。
そこで、ある程度のユニットに組んでからスプレーを吹くことにした。真っ白な1/32 トヨタ パブリカを見てボディをシルバーにするとかなり早く出来上がるのでは?という仮説を立てたのだ。試してみると、シルバーに塗られたボディは見た目の満足度がそもそも十分。同じタイミングでブラックのスプレーを吹いたシャーシやホイールなどをそのまま組み合わせたら完成といっても良いくらいの出来栄えだ。

クリアパーツに輝きを与える下地としてもシルバーは適しているし、バンパーやガラス周りのシルバーも一気に塗ることが出来た。あとはシルバーを残してボディを塗っていけば完成しそうだ。
パーツを整えるのに使ったスポンジヤスリなども当時は販売されていなかっただろうし、これからも作り方は進歩し続けるだろう。シルバーに塗られたパブリカは私の好きな色に塗られる日を待っている。