キッチンマジックリンで攻略する飛行機プラモ/ジェット戦闘機の「白」をキレイに塗り分ける!

 イタレリのF-35Bを作っている。このキレキレのごちゃごちゃした脚収納庫や爆弾倉が最高にイカす。飛行機全体はグレーだからプラスチックのままでもいいとして、ここを実物通り白く塗りたい。アメリカのジェット戦闘機だとだいたいこういう機体の内側は白だね。白を塗るのはムズい。このギザギザしたフチに合わせてマスキング……したくないよね。大変だもん。

 もしかしてマジックリンでイケるんじゃないですか、飛行機模型も。つまり「水性アクリル塗料はマジックリンで落ちる」というメソッドを応用するのである。ガンプラでは使っている人を見たことがあるけど、飛行機模型でやってる人は(俺は)まだ見たことがない。レッツチャレンジ。

 とりあえずタミヤアクリルの白をエアブラシでガーッと吹く。当然爆弾倉や脚収納庫のまわりにも白がはみ出す。飛沫も飛ぶ。塗り分け失敗重大局面である。しかし私にはキッチンマジックリンがある。無敵だ。ちなみにキッチンマジックリンでビシッと落ちるのはGSIクレオスの水性ホビーカラーやアクリジョン、そしてタミヤのアクリル系塗料、あとは海外の水性塗料(ファレホとかシタデル)だね。

 はみだしたところをごく少量のキッチンマジックリンを含ませた綿棒でゴシゴシ拭く。かなり細かいギザギザや入り組んだところも、軽い力でスルスルと落ちていく。塗装とはすなわち、油汚れだったのか……。というか、いままで「脚収納庫塗るのめんどいな〜!裏返さなければほぼ見えないのにな〜!」と思っていたが、この方法ならマジで全然苦じゃない気がしてきた。だって適当に塗ってから余分なところを拭けばいいんだもん。

 拭き取り完了!かなり複雑な形状の開口部が多いF-35Bも、あっという間にパキッとした塗り分けでクリアできた。マジックリンは完全乾燥したラッカー系塗料には効かないので、機体全体を下塗りした後でもこの方法は使える。白に限らず、「入り組んだ形の凹んだところは、ざっくり塗ってはみ出したら拭けばいいや」ということを覚えておくとこの先もわりと幸せにいけそうだ。みなさんも、ぜひ。

<a href="/author/kalapattar/">からぱた</a>/nippper.com 編集長
からぱた/nippper.com 編集長

模型誌の編集者やメーカーの企画マンを本業としてきた1982年生まれ。 巨大な写真のブログ『超音速備忘録』http://wivern.exblog.jp の中の人。