

2024年3月16日、17日と長野県松本市で開催された「松本城下町モデルコレクション」にnippperも参加してきた。模型展示会と呼ばれるイベントは、上の写真のようにモデラーがそれぞれ作ったものを持ち寄って展示・公開して交流を深めるものだ。SNSや模型雑誌の写真で見たことがあるもの、イベントで初お披露目されるものなどもあり、模型大好き人間にとっては天国のような場所なのだ。
そして模型展示会の最大の魅力は「交流」。模型を通して人と話すことで、自分の中に新たな経験値が蓄えられる。僕はそのような会話の中では「その町の模型風土」というを聞くのが大好きだ。模型が僕を知らない場所に連れて行ってくれる……そのような機会は人生の中でも特別な時間なのだ。地元の人との交流というのは本当に素敵な出会いを僕に与えてくれる。

今回の展示会で初めてお知り合いになれた地元の方に「松本市民にとってのホビーの入り口です」というお店を教えてもらった。まさにその地の模型風土を作り上げてきた場所ではないか。僕は展示会をちょっと抜け出して、教えてもらったお店「宇宙堂 ナワテ店」へと向かった。

なわて通り商店街は、松本城にも近く多くの観光客で賑わう場所。歩いていると「タミヤ」のマークが目に飛び込んできた。間違いなくあそこだ! ツインスターのパワーは偉大である。

まさに町の玩具屋さんと言える外観。パーフェクトだ。向かい側にはアナログゲーム関係を扱うフロアもあり、そちらは松本のアナログゲームの聖地とも言われているそうだ。

お店に入ると店主が気さくに出迎えてくれた。フライトジャケットのフィット感が素晴らしく、まさに地元のホビーを支えてきたアニキの貫禄がある。店内も見やすく、整理整頓されていて、タミヤ、ハセガワ、アオシマなどの主要商品はしっかりとラインナップされている。

松本の展示会に東京から来たことを伝えると「私も昔タミヤさんやハセガワさんなんかを呼んで、コンテストもやったんですよ。展示会を主催している人たちの中にも参加してくれた子がいると思うんですよね。そういう人たちがまた、ああやって模型が好きな人を集めてイベントをやっていると聞くと、私も嬉しくなりますよ。作ったものを見せて語り合うのは本当に楽しいですからね。そして今の人はみんなお上手でしょ。どんどん見せあって盛り上がってほしいですね」。

宇宙堂のドアは松本のモデラー、ホビーが大好きな人たちを何人も送り出してきたのだろう。店主はお話好きな方だから、きっといろんな人にホビーの楽しさを届けたに違いない。そんなお店の雰囲気を感じられた。それも模型展示会を通しての交流が産んでくれたこと。プラモデルは人を繋ぐのだ。

そして僕は、自宅でモトタグに乗っているロンリーアニキのために、仲間を購入した。プラモも人が増えると楽しい景色が生まれる。松本で買った模型と東京・新橋で買った模型を交流させよう。俺の部屋でも小さな模型展示会がこれから始まるのだ。おしまい。