

たとえばこういうガラス越しに人間が見えるパワードスーツのプラモデルがあったとします。組んでそのまま置いといてもカッコいいけど、ハコのイラストがめちゃくちゃ素敵なので、オレもなんかこう、イカした塗装をしたい。しかしクリアーパーツに塗装がはみ出るのはイヤです。どうすればいいのか。マスキングか。こんな丸いものをマスキングしたくない。息を止めて真空塗りか?窒息しちゃうよ。ということで、ウェーブのP.K.A.です。

『マシーネンクリーガー』は大学生の頃にお絵描き掲示板に入り浸る程度にハマった私ですが、恥ずかしながらウェーブのスーツ系アイテム(マシーネンは大きく分けるとスーツ系と空を飛ぶ系と地面を移動する戦車系のメカに分かれます)を初めて組みました。4面の外装をそれぞれパーツ化していて、これがなんかこう、上手いこと組み合わさってママチャリに装備される子供キャリアみたいな縦長のシェルが出来上がることがわかります。

どうやって合わせるのか全然予想しないで組んでいったら、コクピットの真ん中から軸の生えたケタが立っていて、ここに左右の板と前面の板がポリパーツでムニュッと取り付けられる設計になっています。それぞれの板が爪で噛み合うようになっていて、シェルがピタッと隙間なく閉じるようになっているのも芸コマ。接着剤を使わずに着脱できるから、透明パーツを取り付けずに組んでから塗って、最後にバラしてガラスを嵌めればキレイな完成品が手に入ります。すげーな!エラいぞ。めっちゃおもしろい。

「透明パーツは綺麗なままで、カッコいい塗装がしたいでしょ?」という声が聞こえてくるプラモデル。これ以外にも「ここがあとからハメられると楽でしょ?」「このパーツがガッチリくっつかないと不安でしょ?」というわくわくポイントがたくさんあります。「とりあえずパーツは作っといたからあとは買った人が頑張ってね。よろしく〜!(え、どうやって作るの?)」というプラモデルも世の中にはあるっちゃあるんですけど、こんなふうにつくる人のことをめちゃくちゃ考えて設計してあるプラモデルは組んでいる間もずーっとニコニコできますね。マシーネン、ちょっと気になってるんだよなぁ……というそこの貴方、コイツは買いですよ!