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あなたのお気に入り塗料の引っ越し先はすぐ目の前にあった/使い終わった溶剤のボトルは最高の物件です!

 プラモの塗装を楽しめば楽しむほど空っぽになっていくのが「溶剤」。そして思い出はいっぱいになっていきます。いつも何も気にせず処分していた容器ですが……これ再利用できるやんって40歳になって気がつきました。

 こちら、模型塗料メーカーとしても最大手のGSIクレオスが発売しているうすめ液のボトルです。うすめ液というのはその名の通り「塗料を薄めるもの」。筆塗りする時に伸びを良くしたり、エアブラシで塗料を吹き付けるために薄めるのに使用します。その溶剤を入れておくボトルやビンなので、塗料への耐性も考えられています。模型用塗料の耐性がしっかりしているボトルやビンを一から探すのは結構大変。だから使い終わったボトルって実はお宝だったりします。

 溶剤の中でも超強力なのがツールクリーナー。プラモのパーツも溶かすほどのパワーです。その溶剤にも耐えうるように作られているので、この中に大量に作り置きしたい塗料を入れてもへっちゃら。スパーキングしません!!

 今、水性塗料筆塗りの下地塗料として超話題の「ガイアノーツ メカサフ HEAVY」。これをすぐにエアブラシで塗装できる濃度に希釈しておいて保存したい時、使い終わったボトルがとっても便利なのです。

 そしてそれを可能としてくれるのが、こちら。「GSIクレオス うすめ液 大・特大ボトル用 Mr.注ぎ口キャップ」です。これをボトルに取り付けるだけで、蓋を開けることなく、つまみを捻るだけで塗料を適量出せます。空ボトルが、この帽子を被っただけで転職しちゃうんです。

 攪拌ボールなんかも入れておくと最高ですね。これで使う前に振れば、中の塗料もしっかりと混ざります。

 空のボトルに塗料を入れる時、希釈率がイマイチわからない! ってときは焦らずに「移す塗料のビン」を活用しましょう。もし満杯の状態の塗料をすべて空のボトルに移したら、ビンに同じ量のうすめ液を入れて、ボトルに注げば1:1ですね(主に塗料1:溶剤1の割合が良いとされています。やってみて自分の好みの濃さを見つけてみてね)。すでに何回か使って、減っている塗料でも、ボトルに注ぐ前におおよその塗料の量を目で見て覚えて、塗料をボトルに移し終えた後に同じくらいの溶剤をビンに注いでからボトルに移せば、大体1:1で割れます。

 あとは軽くシェイク。キャップのつまみが閉まっていることを確認してからシェイクしないと、注ぎ口からスパーキングするので気をつけてください。

 今日から君は「メカサフ HEAVY」だ!! よろしくな!!

 特にこのMr.ウェザリングカラー うすめ液(大)に使われている250mlボトルは、とっても使い勝手の良いサイズでオススメです。使い切ったボトルを全部取って置くとそれはそれで邪魔ですので、いい感じにセレクトしながら再利用すると良いでしょう。サフやお気に入りの白、あなただけの勝負色などを大量に保管してみてね! それでは〜。

フミテシのプロフィール

フミテシ/nippper.com 副編集長

1983年生まれ。模型雑誌編集や営業を経て、様々な世界とリンクする模型の楽しみ方にのめり込む。プラモと日常を結びつけるアプローチで模型のある生活を提案する。ブログ/フミテシログ(http://sidelovenext.jp/)

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