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カーモデルのロゴやエンブレムの塗り分けも「マジックリン拭き取り」でとっても快適!

 最近の車模型のメーカーのロゴやエンブレムは、硬くてキラリと輝き、立体感もある高級なシールで表現したり、巧みなパーツ分割と彫刻で塗りやすまで考慮したりしてきます。でもちょっと前の車模型だとこのようにパーツに直接彫刻されていたりします。小さい彫刻を塗り分けるのって大変ですよね。でもここでも「マジックリン」が大活躍! 最初にロゴをラッカー塗料で塗って、上塗りを水性ホビーカラーで行うだけで良いのです。マジックリンはラッカー塗料の塗面を侵すことは無く、水性塗料だけきれいに拭き取れます。

 「DODGE」に文字にラッカー塗料の銀を吹きます。その後にボディのメインカラーを水性ホビーカラーで塗ります。今回のボディの塗装は、全てメイク用のファンデーションスポンジに塗料を含ませてポンポン叩いただけです。あえて銀をすかしたことで黒ズミみたいになり、汚しのアクセントになるのであえて銀を透かしています。銀をしっかりと隠蔽したいなら、再度上から水性ホビーカラーのつや消し白(ボディの下塗りは全てラッカーのつや消しホワイトを吹いています)を吹いて、周囲の銀を塗りつぶします。

 あとは少量のマジックリンを綿棒に含ませて、ロゴ部分だけを拭き取るだけで塗り分けが完了します。

 キラリとロゴが光りました! マスキング無し! 筆でプルプルと震えながら塗る必要も無し! お手軽に塗り分け完了です。塗料の使い分けができるようになると、より塗装は快適になります。「水性塗料はマジックリンで落とせる」。その性能を知っているだけで、さらにラッカー塗料塗装の可能性も広がるので、ぜひ一度試してください! それでは!!

フミテシのプロフィール

フミテシ/nippper.com 副編集長

1983年生まれ。模型雑誌編集や営業を経て、様々な世界とリンクする模型の楽しみ方にのめり込む。プラモと日常を結びつけるアプローチで模型のある生活を提案する。ブログ/フミテシログ(http://sidelovenext.jp/)

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