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花金だ!仕事帰りに買うプラモ。ギミック満載!国産プラモのアメ車「ダッジチャレンジャー」で花金を駆け抜けろ!!

 週末の模型ライフが楽しくなっちゃうプラモを、フミテシの独断と偏見でお届けする「花金プラモ」。今週は、車模型コーナーの棚の中でもひときわレトロな雰囲気を醸し出している「マイクロエース オーナーズクラブ」シリーズでゲットできる迫力満点のアメ車「ダッジチャレンジャー」をご紹介します! ギミック満載、ガシガシ組めてマッスルな雰囲気をすぐに楽しめるプラモですよ!

 nippperでも度々紹介しているオーナーズクラブ。このシリーズは手のひらサイズの「1/32スケール」だけでなく、「1/24スケール」も展開されています。その中に貴重なアメ車がいるんですね。世界中の模型メーカーからプラモ化されている人気車種「ダッジチャレンジャー」です。元はオオタキという模型メーカーが発売したプラモデルで、それをアリイが引き取り、マイクロエースブランドで発売しています。1974年のプラモですが、エンジン再現やドアの開閉、そしてモーターライズで走る(現在はディスプレイモデル)というてんこ盛りプラモだったのです。こういうプラモが今でも買いやすい価格で店頭に置かれているのって、やっぱり嬉しいのです。

 箱を開けた瞬間にマッスル! 国産自動車では味わえないパワフルボディが登場です。そしてよ〜くみてください。この収納方法。箱のスペースを確保するために、ボディの中にシャシーを収納しています。箱を開けた瞬間にダッジチャレンジャーのボリューム感を堪能できちゃうんですよ。手に持った瞬間大興奮しちゃいました。

 かっちりハマっているから、取り出すまでに2分くらいかかりました。いきなりシャシーを粉砕して金曜の夜が終わってしまうのでは……と不安になりましたが、そんなパワフルに外そうとする人は僕以外いないでしょう。

 メッキパーツもふんだんに入っているので、組むだけで白・黒・メッキと色が分かれて見た目も華やかになります。

 こちらがエンジンのパーツ。ランナーの状態でエンジンも激っているので、バリ(金型からプラスチックがはみ出して餃子の羽のようになっている状態)が飛び出しまくっています。古いキットのこういうところをデザインナイフで削ぐの、嫌いじゃないです。

 パーツの組み合わせ自体は悪くないので、バリを丁寧にカットしてあげればいい造形を味わえますよ。

 さらにこのキットはボンネットが開いたり、左右のドアも開閉します。お気に入りのフィギュアを添えれば、さらに車の景色が広がるのです………めちゃくちゃ可能性あるプラモですね。

 組んでいて、あまりに気に入ってしまったので塗装しようと思い、メッキパーツやクリアパーツは一部つけていません。キット的には細部や車高などいろいろと指摘されているようですが、デカくてギミック満載の車が低価格で楽しめるってだけですごく価値があると思います。手を入れたければバンバン入れらるほどキットの構成もシンプルです。このプラモを買ってくれば、間違いなくマッスルな週末を過ごせますので、ぜひ花金の向こう側である土曜日までぶっ飛ばしてください! それでは!!

フミテシのプロフィール

フミテシ/nippper.com 副編集長

1983年生まれ。模型雑誌編集や営業を経て、様々な世界とリンクする模型の楽しみ方にのめり込む。プラモと日常を結びつけるアプローチで模型のある生活を提案する。ブログ/フミテシログ(http://sidelovenext.jp/)

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