

車を走らせるにも快適に歩行するにも無くてはならないインフラ、それがアスファルト舗装道路。忘れてしまいがちですが、それらは大勢の職人達の汗と涙によって作られた努力の結晶であります。そんなことを思い出させてくれるのが、ハセガワの「建設作業員セットA」です。アスファルト道路工事で、かつてそこにあった職人の勇姿、アスファルトに咲く花たちの、稀有なプラモデルを組み、味わってみます。





ミリタリーではない、普通のヘルメットのプラモを作ったのは初めてかも……。平和なカタチです。ネコとスコップは、アスファルト合剤や砕石を敷設するときの微調整で使ったりしますね(実は筆者は現場監督経験あり)。
あと左の人、工事現場で半袖は基本NGなので、現場監督から「明日からは長袖でお願いしますね……」「え~~しょうがないな~~」なんて会話が発生する可能性があります(よくある光景)。それに、右の職人(たぶん60代)の腹の出方(たぶんビール腹)が最高です。現場後のビールは格別ですからね。

格好の違いから、先のニッカポッカ組は応援組か、別の職種の職人ではないかと邪推します。左の彼女が持ってるレーキ(トンボ)はアスファルト合剤を慣らすのに使用。そして右の機械は「プレート」と言って、ガソリンエンジンの下の重い鉄板を小刻みに振動させて、ロードローラーが使えない場所や、細かい舗装場所でアスファルトを締め固めるのにかかせない道具です。ガソリンのタンクあたりの造形も、ホントに良く出来てます。現場で見るやつまんまです。

ミリタリーミニチュア同様、工事現場のミニチュアも、ある意味では「戦場のミニチュア」かもしれません。他の3人も何とも言えない、現場の苦悩を体現したような表情で造形されていますので、是非実物を手にとって確かめてください。