週末の模型ライフが楽しくなっちゃうプラモを、フミテシの独断と偏見でお届けする「花金プラモ」。今週はハセガワの「1/72 海上自衛隊 SH-60J シーホーク」のプラモデルをご紹介します。1987年に発売されたプラモデルで、説明書を読むとこれから海上自衛隊で運用されますよという期待感が込められたテキストも書かれています。ハセガワが発売している「UH-60A ブラックホーク」と共に、ヘリコプターのプラモを初めてつくってみようという人にオススメしたいプラモです。
このプラモデル、グレーのパーツではなく「白」なのがポイントです。実機をイメージしている色で成型されていて、さらにその色がとっても綺麗で「純白のヘリ」を楽しめます。パーツを見ているだけでも楽しいし、組んでいる時も綺麗な白い塊になっていくのが心地よいのです。ドアは開閉を選んで組めます。
パーツ数も多くなく少なくなくと言ったちょうど良い塩梅。大きな胴体が竹割でランナーに収まっているのが良いですね〜。箱を開けた瞬間に全体の形がイメージできます。
そして嬉しいのがアニキたち。全員違うポーズと造形になっています。雰囲気も良いので、アニキたちがより見えるようにドアを開けた状態で作りたいな〜って思わせてくれます。
基地玩具的な遊びを体感させてくれる内部。このパーツが綺麗に胴体に収まります。
ピッタリ。飛行機模型をつくっている時に見えるこの断面図みたいな景色が僕は好き。反対側の胴体で蓋をしちゃうと見えなくなるけど、作った僕だけは知っている。プラモと僕の間だけの秘密な関係っす。
ヘリコプターのプラモを作るとメインローターの大きさにびっくりするはずです。本体より大きく4方向に張り出してくるので「置き場に困るねん!」ってなりますが、この迫力があるからこそかっこいいのですよね〜〜。キットは接着しなくても固定できるので回転させらます。ブーン。
各パーツの合わせも良いので、流し込み接着剤でピタピタ組んで行けます。この白さ、いいでしょ〜〜。パーツを貼っていく行為の気持ちよさを増幅させてくれます。プラスチックの色にはそんな力もありますよね。
めちゃくちゃかっこいいでしょ〜〜。これがamazon価格で1000円しないんですよ。1/72のジェット戦闘機と並べるとこのヘリのボリューム感もわかりますね。綺麗なプラスチックの色、ピタピタ組み上がる組み味、満足できるボリューム感。まさに初めてのヘリコプタープラモにもってこいの条件を全て兼ね備えています。さぁ、今週はハセガワの「1/72 海上自衛隊 SH-60J シーホーク」で花金の向こう側(それは土曜日)へフライトしようぜ!!
フミテシ/nippper.com 副編集長
1983年生まれ。模型雑誌編集や営業を経て、様々な世界とリンクする模型の楽しみ方にのめり込む。プラモと日常を結びつけるアプローチで模型のある生活を提案する。ブログ/フミテシログ(http://sidelovenext.jp/)