週末が楽しくなっちゃうプラモを、フミテシの独断と偏見でお届けする「花金プラモ」。年末の花金はクリスマスとお正月気分が衝突しちゃうので、まさに『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』状態!!(超面白い映画なのでぜひみてね!! ハロウィンとクリスマスが激突!!)
そんな気分にぴったりのプラモと言えば「大きくてかっこいい」でしょう!! そこで今回はハセガワの1/48スケールジェット機プラモの傑作「F-8E クルーセイダー」をご紹介します。1/48スケールのジェット戦闘機となると、かなりのボリュームになり、組み上がった後の満足感も半端無いです。さらにこのクルーセイダーは、実機のギミックを楽しめたり、胴体に施された超かっこいい彫刻を思う存分楽しむことができます。こんなにすごいキットがなんでこんなに安いのよ……ありがとうハセガワさんという思いまで込み上げてきます!
クルーセイダーは、アメリカ海軍で最初の本格的な実用超音速戦闘機です。日本では傑作飛行機漫画『エリア88』の主人公である風間真(以下シン)が搭乗して、読者を釘付けにしちゃったもんだからとても人気のある飛行機となっています。キットの内容も最高なので、箱を開けた瞬間『エリア88』の名台詞よろしく「まわせ〜〜〜」と言いながら袋をビリビリと開けてしまうフミテシなのでした。
彫刻は一級品です。リベット、パネルラインどれもが美しく組み立てる前からテンションを爆上げしてくれます。
クルーセイダーの最大の特徴は、主翼の取り付け角度を可変できる構造となっていること。これによって着艦時の機首上げが不要となり、着艦時のパイロットの視界を良好にすることに成功しています。キットも主翼を上げた状態と下げた状態を選択できるように、各ブロックでパーツを分割しています。
バラバラになっている理由が、主翼が上に跳ね上がった時と、胴体に密着するように下げた時ではフラップの角度が変わるからです。この角度を作り手が調整して接着できるように、バラバラになっているのです。今回は主翼を上げた状態で製作しました。
翼部分はクルーセイダーの魅力を盛り込むためにちょっとだけ複雑ですが、それ以外は本当に正直な飛行機プラモ。小さなパーツがほとんどないし、ポリキャップを使った安定した固定というのも好印象。休憩しながら組んで3時間ほどで完成しました。
でかい模型にきれいな彫刻が入っている楽しさをお手軽に、しかもこのサイズとは思えない価格でゲットできる「ハセガワ 1/48 F-8E クルーセイダー」。間違いなく花金の向こう側(土曜日)へとフライトできる最高のプラモです。年末年始にもオススメしたいプラモですので、ぜひ作ってください!! それでは〜。