【特集】「水性塗料メインの戦車模型製作」全部見せます!!!

▲匂いも少なくて快適に塗装できる水性塗料をメインに使用しているフミテシが連載で仕上げた「タミヤ 1/35スケール IV号戦車G型」。おまとめ記事を作りましたので、製作の参考にガンガン使用してね

2021年に発売したタミヤの戦車模型の中でも超おすすめなプラモ「ドイツIV号戦車G型 初期生産車」。車両以外に最高にかっこいい5人のアニキと豊富なアクセサリーが付属する豪華な内容で、組み立てるだけで砂漠の景色が見えてきます。nippperではこのキットを題材に、フミテシがいつも戦車模型をどんなマテリアルを使って製作しているのかを連載でお届けしました。フミテシは主に水性塗料を使用しており、連載でも下地のサーフェイサー以外は水性塗料を塗って完成させています。なぜ下地はラッカーのサーフェイサーを使う理由も記事内で登場していますので、ぜひ読んでみてください。このおまとめ記事をどんどん活用して戦車模型を楽しんでみてください!!

▲2021年5月に開催された静岡ホビーショーで展示された様子

こちらはどのようなキットなのかという記事。2021年の5月に静岡ホビーショーで展示された様子をお届けしています。新規パーツなどがわかりやすいようにプレゼンされていますので、どんなキット内容なのかわかりやすいと思います。

▲このキットの主役!! 一体どんなプラモなんだい?

「ドイツⅣ号戦車G型 初期生産車」。このプラモの主役は付属のフィギュアとも言える内容。もう圧倒的で、もしかしたら将来「Ⅳ号G型以前/以後」みたいな言われ方をするんじゃないかという、エポックメイキングな内容です。その理由をこの記事からどうぞ!

▲塗料が乗りにくいところや影になるところを黒に近い色で先に乗っておくと戦車模型はとても楽です

戦車模型を塗ったことがない人からよく聞かれるのが「これ全部組んでから塗ってるんですか? 本当に塗れるんですか?」ってこと。戦車模型塗装が悩まずできるようになる魔法……それは「影を塗ること」です。本当にこれを知るだけで一気に戦車を塗装することができるようになったんです。

▲水性塗料の代表「タミヤアクリル」。こちらでグラデーション塗装にチャレンジ!

タミヤがドイツアフリカ軍団の車両に向けて色として近年発売したライトブラウン。アフリカの車両ってダークイエローなのかライトブラウンなのか作り手側でも悩むことがあり、僕も「どっちがいいんだろう?」ってなることが多かったので、このように専用色があるのは嬉しい限り。でも往年のダークイエローも好きだし、別に間違いってこともないのであなたの好みで選んでもちろんOK! このライトブラウンに他の色をちょい足してグラデーション表現をする4段活用で攻めてみますよ!

▲俺の戦車模型筆塗りベストフォーをご紹介

戦車模型の細部塗りで多く使われるのが車外装備品の金属色、木、布、転輪のゴム、履帯が主にあげられます。それをこの4本でだいたいカバーしています。どれも良い色でいい感じになりますよ

▲下地のサーフェイサーがラッカーだと、上塗りした水性塗料と溶け合わないからチッピングが楽なのだ!

水性塗料をメインに使う私ですが、下地を水性サーフェイサーではなく「ラッカー」のタミヤオキサイドレッドサーフェイサーを使用しているのです。その理由は……塗料を剥がすポリポリチッピングがとてもやりやすくなるからです。その理由やポイントを解説しています。

▲薄い塗料で模型に一枚のレイヤーを纏わせるフィルタリング。そうすると一気に色の情報量が増えて、表情が豊かになります

戦車模型でフィルターをかける理由ってひとつではなく、人それぞれあるもの。ゆえにフィルタリングといってもひとつの結果を出すものでなく、戦車模型を作る人の分だけ狙った効果がある面白い技法です。私がフィルタリングする理由は 「各部で主張の激しいグラデーションのくどさを抑える」ためにやります。角が立っているスープに一手間加えて丸みを出すような感じです。そしてタミヤミリタリーミニチュアシリーズのあの伝説の箱絵のイメージを拾ってみます。

▲このキットはアクセサリーパーツがまさに専用!という造形ですごいんです!

本キットの魅力の要素である「アクセサリー」の仕上げに行きます。このアクセサリー、使い方によっては汎用にもなるのですが、もうこの車両専用と言っても良い造形になっており、バチピタです。しかも土嚢なんてタミヤのスタッフが実際に土を詰めて作った土嚢を元に開発されており、タミヤの意地とプライドが結集したアクセサリーになっています。こちらはほとんど水性塗料の筆塗りで仕上げて行きます。

▲砂漠車両にとって最高のウェザリング塗料が「Mr.ウェザリングカラー ホワイトダスト」です

ホワイトダストを全体にビヤ〜って塗ると真っ白になるだけ。ここではウェザリングカラーの下に溜まった塗料を取り出して、埃が溜まりそうな部分にちょんちょん置いていきます。置いた塗料を伸ばすことで埃汚れにも濃淡がつき、全体が真っ白になりません。よく攪拌した塗料は流動性がすごく良くなっていろんなところに伸びていってしまうので、下に溜まった濃い塗料を使用して汚れを調整していくのがこの記事のポイントになります。

▲パステルやペーストなどの固形塗料で立体的な汚れを追加しましょう!

戦車模型にも気分よく〆を担ってくれるものがあります。それが粉物。パステルやペーストなどの塗料は立体的な汚れを追加することができて、さらに模型の表情が爆上がりします。これで車両の塗装を完成させますよ!

▲なんだか箱絵より色数が少ない気がするぞ

タミヤの説明書内の指示は、ピックアップした最低限の色数で多くの人がアニキたちの雰囲気を満足できるようになっています。細部まで詳細に指示されたら「これは塗るのが難しいな〜」となって、フィギュアを塗ってくれる人が減ってしまうかもしれません。塗らないということは組み立てないにも繋がり、これだけ素晴らしいフィギュアがランナーの中でひっそりと眠ってしまうことになりかねません。だから多くの人が塗り分けできるであろう「タミヤがセレクトしたメインカラーのみのレシピ」となっているんですね。

▲5人も塗るって結構大変ですよね〜

キットには5人のアニキがいます。一気に5人のアニキを手早く塗るにはどうしたら良いのか……そんなことを考えながらアニキを大量生産できる塗装方法を考えて塗ってみました。

▲砂漠ベースは、初めての地面作りに最適! タミヤの情景テクスチャーペイントが最高です!!

何にも考えずに、木のベースにタミヤの「情景テクスチャーペイント 砂 ライトサンド」を塗ってみてください。それだけでいきなり砂漠に見えます。地面を作るって難しそうですが、実は今はマテリアルがすごく進化しているのですごくお手軽に作ることができます。

▲左のIV号戦車F型も色は違えど製作工程はほぼ同じです

かなり長いツリーとなりましたが、それぞれの要素は他の戦車模型プラモにも応用できるものです。そして水性塗料をメインに使用してもさまざま表現が可能です。あなたが戦車模型製作で迷った時、このツリーの中にヒントがあるかもしれません。そんな風にこのまとめ記事を使って、ガンガン戦車模型を作ってみてください!