

「瓶入りサーフェイサー」って、溶剤で薄めてエアブラシで吹き付けるものだと勝手に思い込んでいました。塗料なんだから「筆」で塗ってもいいんです。エアブラシが無い! うちの環境じゃ缶スプレーもエアブラシも吹けない! という方。今すぐ筆で塗りましょう。めちゃくちゃ楽しいです。そして、各メーカーからさまざまな色の瓶入りサーフェイサーが売っているので、まさに選び放題なのです!

プラモの塗装で、塗料の定着を助けてくれたり、下地色として活躍したりと、塗装の可能性をより広げてくるのが「サーフェイサー」です。GSIクレオスの「Mr.マホガニーサーフェイサー1000」を開けてみます。すると通常塗料のように適度な粘度感で、このままでも筆塗りに適している状態なのが確認できます。でも僕は薄く塗り広げたいので、ラッカー薄め液で希釈して使用します。


希釈には最新の薄め液「Mr.カラーGGX うすめ液」を使用します。高性能な上に、匂いがかなりマイルド。窓を開けておくだけで快適に筆塗りが楽しめます。サーフェイサーも大量に出すわけではないので、そこまで匂いは気になりません。

こちらはHGUC シャア専用ゲルググのシールド。こちらに実際に筆塗りでサーフェイサーを塗ってみます。マホガニーは、戦車模型などの下地にもよく使われて、グレーや緑、黄色・ダークイエロー、オレンジなどと相性がとっても良いです。グレーのサーフェイサーとはまた異なった表情となるのでおすすめですよ。


シールドのフチはあえて濃い部分と薄い部分ができるようにランダムに塗り、中央のグレー部分はある程度均一に薄く塗り広げてみます。サーフェイサーの塗り方で、上塗りした時にどのような変化が出るのか見てみましょう。

中央のグレーは水性ホビーカラーのファントムグレー。フチは水性ホビーカラーのハイネ専用機オレンジを塗った上からプロトタイプオレンジを塗り重ねます。サーフェイサーの効果で、塗料の食いつきは抜群。薄めに希釈しても弾かれることはありません。またやすりがけの小さな傷も、サーフェイサーと塗料で埋まっていきます。

およそ30分でシールドが塗り終わりました! サーフェイサーを薄く均一に塗り伸ばした中央部は、うっすらと全体からマホガニーが透けて見えます。フチの部分をアップにしてみましょう。

マホガニーが濃い箇所は、より強く下地色が現れていて、汚れや傷のように見えます。下地の塗り加減を筆のタッチだけで変えられる筆塗りならではの表現です。この上からウェザリング塗料を塗ると、より質感がアップしますよ。
限られた環境でも塗装を楽しみたいという思いに最も寄り添えるのが「筆塗り」。「瓶入りタイプのサーフェイサー」は、そんな筆塗りをさらに楽しくさせてくれるキーアイテムと言えます。1本買ったら、だいぶ長い間使用できますのでお財布にも優しいです。ぜひ試してください。それでは。