

匂いが少なくてリビングなどでも塗装できる「水性塗料の筆塗り」は、クーラーをつけた涼しい部屋でも楽しめる夏のプラモにぴったりの楽しみ方です。そして1/72スケールの日本の飛行機はサイズもコンパクトで筆塗りとの相性も抜群。ハセガワのとってもリーズナブルな価格で長い間愛されるベストセラー「1/72 三菱 J2M3 局地戦闘機 雷電 21型」を題材に水性塗料筆塗りの準備から完成までまとめてみました。ぜひこの記事リンクを辿りながら、水性塗料の筆塗りを楽しんでください!

筆塗りでちょっと怖いのがついつい厚塗りしてしまうこと。この厚化粧の原因の一つとして、モールドなどの凹んだ部分にガンガン塗料を塗り込もうとして、周りの部分もどんどん厚くなっていくことがあげられます。それを防止するのが先にスミ入れで影を描いてしまう方法です。僕は紫系を流すことが多いですが、ジャーマングレーや、ダークブラウンを流すとさらに強い陰影になります。拭き取りをあえて粗くして全体に塗料を残した状態から塗装しても面白い表情になりますよ。完全に影色の塗料が乾燥したら、いざ上塗りです! あと水性塗料筆塗りにおける透明の魔法サフ「水性プレミアムトップコート つや消し」も紹介しているのでそちらも合わせてぜひ。

国内で最も手に入りやすい水性塗料の一つ「タミヤアクリル」を主に使用して塗っていきます。タミヤアクリルは「つや消し」と「光沢」の2種類ありまして、塗料の前に振られているアルファベットの「XF」がつや消しで「X」が光沢になります。筆塗りにおいてはXFのつや消しの方ががっちり定着するのでおすすめです。ツヤを出したい場合は最後にトップコートの光沢を吹けば問題ないです。ただ、このつや消しが非常に強いので、塗り重ねていくとガサガサになっていく弱点もあります。それを緩和してくれるのが、同じタミヤアクリルの中にラインナップされている「クリヤー」系のカラーです。これを少量入れるだけで一気に半ツヤになり、絶妙なツヤ感がある塗面になります。クリヤーをたくさん入れると薄まって塗りにくくなりますので注意してください。また、模型にはプレミアムトップコートつや消しを吹いておくと、薄い塗料でもしっかり定着します。

日本の飛行機の翼にある「黄色の識別帯」。デカールが付いているキットもあれば付いてないものもあります。ハセガワの1/72 雷電はついていません。このような時に水性塗料の筆塗りでおすすめなのがタミヤアクリルのフラットイエロー。隠蔽力もあり、2回塗ればしっかり発色します。




デカールの小さなカケや、ヒビ割れなどは上から塗料で塗ってしまえば大丈夫! さらに水性塗料ならデカールを溶かしてしまう危険も少ないです。デカールのリタッチは水性塗料にお任せあれです。

筆塗りは途中の状態だとフワフワした仕上がりで、作業中も不安かもしれません。でもデカールを貼ったあたりから、急激にカチッとまとまってきます。そして最後の仕上げでさらにまとまった時、「今回も楽しいプラモだったな〜」って思えると思います。自分がよくできた!と思えばプラモは楽しいよね。水性塗料筆塗り、ぜひ楽しんでください。

