日本の夏!「水性塗料筆塗り」の夏!/透明を筆塗りだ!!

▲段々と塗り分けられてきたハセガワ 1/72 雷電。ここからは透明塗料「クリアー」の出番です

 低臭で扱いやすく、熱い夏に涼しいお部屋でも楽しめる「水性塗料の筆塗り」を楽しもうという本連載。やっとオイラの雷電も基本の塗り分けがほとんど終わり、デカール貼りに行けそうです。このデカール貼りの際に塗装面を光沢にしておくとより密着してデカールが綺麗に貼れます。nippperでも以下のスプレーと一緒にご紹介してきたテクニックです。

▲水性プレミアムトップコートの光沢です。お手軽に表面がツルテカになるすごいスプレーです

 でも缶スプレー吹けないんだよな〜という環境の方もいると思います。安心してください。「筆塗り」できます。特にデカールのシルバリング(パーツとデカールがしっかり密着してない箇所が白っぽくなること)を防ぐための方法としては、ウォーハンマーなどのミニチュアペイントの手法でもすごくメジャーなやり方です。筆塗り光沢コート行ってみよう!

▲俺たちクリアー三銃士に任せてくれよな! 透明を塗って楽しんでくれ〜

 使用するのはGSIクレオスのプレミアムクリアー。缶スプレーのプレミアムトップコートの瓶バージョンです。性能は缶スプレー同様抜群。これを水性ホビーカラーのうすめ液で薄くして筆塗りするだけです。そしてこのプレミアムクリアーは現在、現行のリニューアル水性ホビーカラーのクリアーとして販売され、統合されました。以下同じ商品になるのでチェックしてみてね。

 ・H101 プレミアムクリアー光沢 → H30 クリアー(光沢)

 ・H102 プレミアムクリアー 半光沢→ H110 半光沢クリアー

 ・H103 プレミアムクリアー つや消し→ H20 つや消しクリアー

 ・H104 プレミアムフラットベース→ H40 つや消し剤(フラットベース)

▲デカールがしっかりと密着できるようシルキーな光沢面にしてみせるぞ
▲うすめ液を2〜3滴たらします。GSIクレオスから専用のキャップが発売してまして、これを装着すると嘘みたいに快適になりますよ
▲デカールを貼る場所にさ〜っと筆塗り

▲翼の先が光沢に変身! これでデカールを貼る準備OK! 塗膜も厚くなってないです
▲ペタリとね

 クリアーコートというと、やはり缶スプレーで一気にブワ〜っとやるイメージですが、クリアー自体は普通に塗料なのでもちろん筆塗りもできます。「透明を塗る」というちょっと変わった筆塗りですが、デカール貼りのピンポイントな下地作りや、面によってツヤの質感を変えて表情を出したりできるとても有効な手段です。

▲排気管周辺の装甲は汚れでガビガビだろうな〜なんてイメージで、ここにつや消しを塗って周囲と雰囲気を変えるのもありです!

 上の写真のように汚れてガビガビになりそうなところは「つや消し」を塗ってツヤを消しつつ、つや消し塗料によってウェザリング塗料がより定着するという効果を活かして他とは異なった表情をつけることができます。色味によるグラデーションの変化だけでなく、ツヤの変化で質感を変えて楽しむことができる「透明筆塗り」。ぜひ試してみてください。

 そして最後に、デカールごとにピンポイントで光沢を塗っていったらヘンテコな感じになってしまうじゃないかと思ったそこのあなた! 今後使用する塗料で全て解決するので楽しみにお待ちください。それでは、アデュ〜〜。

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フミテシ

1983年生まれ。月刊ホビージャパンで12年間雑誌編集&広告営業として勤務。ホビージャパンで様々な世界とリンクする模型の楽しみ方にのめり込む。「ホビージャパンnext」、「ホビージャパンエクストラ」、「ミリタリーモデリングマニュアル」、「製作の教科書シリーズ」などを企画・編集。