日本の夏!「水性塗料筆塗り」の夏!/今日からはみ出し怖くない!水性塗料の特性で気軽にリタッチ!!

▲はみ出しが怖くなくなると大胆に筆を動かせますよ〜。どんどんはみ出して行こうぜ!

 暑さと湿気で缶スプレー塗装やエアブラシ塗装はなかなか大変。そんな時にぴったりな「水性塗料の筆塗り」。匂いもマイルドなのでリビングなどでもペタペタ塗れます。そんな楽しい水性塗料筆塗りで1/72 雷電を塗っていく本連載。今回は塗装がはみ出しちゃった時の修正方法「リタッチ」をお届けします。これではみ出しは怖くありません!

 水性塗料の特徴を知るだけで、一気に心が軽くなると思います。

▲飛行機模型を塗っていると胴体上面と下面の境目を2秒ではみ出すフミテシです。まさにハミテシです

 はみ出しが怖く無くなっているオイラは秒で境界線を越えていきます。だって修正が簡単だから。そう、水性塗料筆塗り最大の利点は「リタッチのしやすさ」なのです。その理由ですが……

 1/タミヤアクリルのつや消し(XFナンバー)、新水性ホビーカラーのつや消し塗料、シタデルカラー、ファレホは隠蔽力(上から塗って下の塗料を隠してしまう力)が強い

 2/完全に乾くと、上から水性塗料を塗っても下の塗料が溶け出さないので、リタッチしてもぐちゃぐちゃにならない

 この2点によりリタッチがとっても楽なんです。ラッカー塗料だと下に塗った塗料が溶け出してしまうことがあり、筆や塗面のコントロールに気を使います。水性塗料の場合は、ナーバスになる必要もないので、「ま〜後で直せばいいや」という感じでガンガン塗装できます。ウォーハンマーなどのような細かなディテールがある模型を塗り分けられるのもこの水性塗料の2ポイントに寄るところが大きいです。

▲僕はリタッチする時は少量のリターダーを塗料に混ぜます。あと筆はタミヤモデリングブラシPROII 面相筆 小 をよく使います

 塗料の乾きを遅らせて、塗面を滑らかにする効果があるリターダー。これを少量混ぜておくと、リタッチで重ね塗りする部分も厚塗りになりにくくなります。僕はこのリタッチの時にリターダーの力を借りてます。買って3年くらい経ちますが、まったく無くなりません。

▲ごく少量のリターダーを筆に含ませて、塗料と混ぜ合わせた後に、はみ出し部分を塗りつぶしていきます。リターダーで塗料の伸びも良くなっているので、ひと塗りで終わります
▲できました。緑色が隠蔽されたと思います。こんな感じで各所塗りつぶしていけばOKです!

 はみ出しても慌てずに完全乾燥するのを待てば、水性塗料ならサクッとリタッチできます。この感覚を一度覚えてしまうと本当に筆塗りが楽しくなります。はみ出した部分を自分が満足するレベルで直せていると、「今日はオレやったな〜」って楽しい気分で模型時間を終えられると思います。もうはみ出し怖くないですよね! どんどん塗り込んでいきましょう! それでは〜〜。

▲この先どのように仕上がるのか? お楽しみに〜
▲今回の連載で使用しているキットと主なマテリアルです

<a href="/author/fumiteshi/">フミテシ</a>
フミテシ

1983年生まれ。月刊ホビージャパンで12年間雑誌編集&広告営業として勤務。ホビージャパンで様々な世界とリンクする模型の楽しみ方にのめり込む。「ホビージャパンnext」、「ホビージャパンエクストラ」、「ミリタリーモデリングマニュアル」、「製作の教科書シリーズ」などを企画・編集。