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「オール筆塗りで全部塗る成型色活かし」やろうぜ!/水で描ける油絵の具「ホルベイン アクアオイルカラーDUO」で気軽に楽しくウェザリング!

 成型色(プラスチックパーツの色)の良さを活かしながらも、「筆塗りで全部塗装する」楽しさをお届けする連載第3回目。今回はお水だけで汚し塗装やスミ入れ(パーツに彫刻された細い線や凹みに、影色となるグレーなどを塗るテクニック。パーツの立体感が一気に増します)が楽しめる油絵の具「ホルベイン アクアオイルカラーDUO」を使って、プラモデルに歴戦の雰囲気を纏わせます! 匂いもしないので、お部屋で気軽に塗装できますよ。

 水にも油にも馴染む性質を持っている界面活性剤が少量入っていることにより、水でも油でも溶くことができます。水で薄めた場合でも、乾燥するとしっかりと油絵の具の質感になります。
 また、水と馴染ませることで水彩のようなにじみやぼかし表現を可能としてくれます。これがプラモの汚し表現にぴったりなのです!

 油絵の具特有の伸びの良さがあり、さらに乾燥後はしっかりとプラモに塗料が定着してくれます。今回ご紹介しているセットにラインナップされている色があれば、さまざまな汚し表現に対応できますよ。付属している「リンシードオイル」を使うと、油絵特有の盛り上げ表現なども可能ですが、模型との相性は水で溶かした時のほうが良い表現ができるなと思いました。さっそく筆洗に水を入れて、汚し塗装をスタートしてみます。

 DUOのセットを買うと、使用方法が記載されているチラシが入っています。これを見ると「基本は水だ」と力強く記載されています。ですので、そのとおり水だけで行きましょう。試しにバーントシェンナを水で溶いてみます。少量の水を含ませただけで、綺麗に塗料が希釈できました。

 絵の具は混色もできるので、ブラックとホワイトを混ぜて作ったグレーでスミ入れ。プラモデル用のスミ入れ塗料のような毛細管現象を活かしたスミ入れは難しいので、ディテール部分をなぞるようにしてスミ入れします。

 水を含ませた綿棒で拭き取ればスミ入れ完了! 溶剤を使うことなくスミ入れできるので、パーツにダメージを与えることがありません。

 油絵の具ならではの伸びの良さを活かせるので、さまざまな色をパーツにおいて筆で擦りながら表面に汚しを加えていく「ドッティング」も可能です。色変化を強めにしたいときは、乾いている筆で擦るようにして絵の具を馴染ませていきましょう。うっすらと色変化をつけたいときは、少量の水を含ませた筆で塗料をなじませて、余分な塗料を綿棒で拭き取ると良いです。

 またDUOは水で溶くとマットな仕上がりになるのも特徴。ツヤ感も落ち着き、リアルな雰囲気になります。

 完成! パーツの成型色と成型色の上から塗った明るめの本体色が、油絵の具による汚し表現でよりまとまりました。DUOは水だけでさまざまな表現が可能な上に、チューブから出すだけですぐに塗装を開始できます。溶剤も使わないので匂いやパーツへのダメージの心配も無いので、気軽に使用できます。ぜひあなたのプラモ塗装表現に「ホルベイン アクアオイルカラーDUO」を使ってくださいね! 次回は最後の仕上げをお届けします。お楽しみに〜。

フミテシのプロフィール

フミテシ/nippper.com 副編集長

1983年生まれ。模型雑誌編集や営業を経て、様々な世界とリンクする模型の楽しみ方にのめり込む。プラモと日常を結びつけるアプローチで模型のある生活を提案する。

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