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小さなプラモの塗装も「染め塗り」なら怖くない!日本海軍パイロットはこの「3色」で染め上げろ!!

 飛行機や戦車に人間を乗せたいけど、小さいから塗れない! とお悩みのアナタ。ぜひ「染め塗り」に挑戦してください。nippperでは何度もご紹介していますが、本当に便利なテクニックなので何度でもご紹介します。今回は、今僕が作っている零戦に乗せたいと思ったアニキ「ハセガワ 1/72 日本海軍 搭乗員セット」を使用してご紹介します。

 これを揃えれば、いつでも日本海軍搭乗員の染め塗り塗装に困ることなし!! 使用するのはタミヤの缶スプレー「マットホワイト」とシタデルカラー3色。左から肌を塗る「レイクランド・フレッシュシェイド」「サイゴール・ブラウン」「スケルトン・ホード」です。 シタデルカラーは水だけで希釈したり筆を洗ったりできます。紙コップなどに水道水を入れて準備しましょう。

 使用するシタデルカラーはシェイドとコントラストと言って、最初からシャバシャバな濃度なのが特徴です。シェイドは主にスミ入れやウォッシング、コントラストは染め塗り専用の塗料として発売されています。

 塗装で使用した紙パレットを見ればわかるとおり、水のようにシャバシャバな塗料なのです。この塗料がパーツの彫刻に流れ込んでいき、勝手に染まります。ディテールが深いところには塗料が溜まり、出っ張ったところはうっすらと染まる。それによって自然と陰影が生まれる仕組みになっています。

 色を染めるためにまずは白の下地を作ります。タミヤのマットホワイトは多くのお店で購入できる上に、しっとりと綺麗なつや消し白を塗装できます。とてもオススメの缶スプレーです。

 そして早速搭乗員の服から染めていきます。使用するのは「サイゴール・ブラウン」顔やマフラー、服の中央のカポック(もこもこした救命具)は避けながら染めていきます。もし余計なところに塗料がついた場合は、お手持ちの塗料から「白」をちょんちょんと塗って塗りつぶしてください。

 次にカポックや、帽子の内側などはスケルトン・ホードで染めます。淡いベージュのような色に染まります。染め塗りは塗り重ねた回数によって色の濃さを調整できます。1度塗りだとちょっと明るすぎるので、一旦乾かして、再度塗り重ねてみましょう。

 乾いてからもう1度染めると良い感じになります。細かなモールドに自然と塗料が流れ込んでいくので、大きなはみ出しをすることがなく、塗り分けられます。乾燥時間は少し長いので、ドライヤーの冷風を当てたりして乾かしても良いでしょう。

 最後は顔。小さなフィギュアにこんなに最高の造形が施されています。染めればディテールを損なうことなく塗装できます。

 登場するのはシタデルカラーのスミ入れ塗料である「シェイド」。この中の肌用のシェイドである「レイクランド・フレッシュシェイド」を含ませた筆で、さっと顔をひと撫でするだけで染まります。たったそれだけ。本当に自然な陰影が施されるのです。1/72スケールの人間プラモなら、これで充分です。

 最後にレイクランドフレッシュシェイドは服のウォッシングにもピッタリ。カポックもうっすら茶系に染まるので服と馴染みます。これで完全乾燥すると……

 精悍なお姿でコクピットに搭乗できました! 小さなフィギュアを塗るのが怖い、苦手……という人にこそ、「染め塗り」をオススメします。特に今回の3種と白の缶スプレー1本あるだけで、日本海軍パイロットの塗装は一気に捗ります。ぜひ真似してください!

フミテシのプロフィール

フミテシ/nippper.com 副編集長

1983年生まれ。模型雑誌編集や営業を経て、様々な世界とリンクする模型の楽しみ方にのめり込む。プラモと日常を結びつけるアプローチで模型のある生活を提案する。

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