
2017年9月。英国にあるイギリス空軍の博物館「ロイヤルエアフォースミュージアム・コスフォード」で僕はこの怪鳥と初めて出会った。英国のコスフォードとダックスフォードの世界に2機しか現存しないイギリスの試作爆撃機。その衝撃の出会いから3年、ついに僕はこのTSR-2をプラモで楽しむことができた。ピットロードの1/144。正直nippperを始めていなかったら、僕は1/144スケールの飛行機模型に目をむけていなかったと思う。1/72、1/48、1/32と言った飛行機のメジャースケールばかりを追いかけていたと思う。クリスチさんのSWEETの記事は僕にもう一つ新たに飛行機模型の楽しさを教えてくれた。そしていつかはTSR-2を作ってみたいと思っていた僕の気持ちをそっと押してくれた。だから僕はピットロードから発売している1/144のTSR-2を手に取った。君はどんなキットなんだい?













そしてこれまでnippperで紹介してきた「タイヤを黒く塗る」、「素組みにデカールを貼る」「水性プレミアムトップコートの光沢でコートする」、「シタデルカラーで細部を塗る」を実践してみたのがこちら。この白い成型色だからこそできること。グレーの成型色ではできないことです。どうぞ。





お土産。僕は旅の最高のお土産である「感動」を手に取るのに3年かかってしまいました(デラーズフリート!)。でもnippperでプラモの見方が増えていなかったら、感動を手に取ることはできなかったかもしれません。そしてそのような感動を満たしてくれる手に取りやすいプラモが世の中にあるのに、見えていなかった自分。まだまだプラモを楽しめる伸び代はそこら中にあるんだ!と、今回このピットロードの1/144 TSR-2が教えてくれました。出会えて本当に良かったと思っています。きっとあなたにとってもそんなプラモが近くにあるかもしれませんよ。
