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花金だ!仕事帰りに買うプラモ。真夏の夜のロマンは「タミヤ ウーフー」で決まりです。

 週末の模型ライフが楽しくなっちゃうプラモを、フミテシの独断と偏見でお届けする「花金プラモ」。今週は「1/48 傑作機シリーズ No.57 ドイツ空軍 ハインケル He219 A-7 ウーフー」をご紹介します! 夏休みにももってこいのスペシャル飛行機模型です。上の写真の1/48原寸塗装図のレイアウトがすでに最高にかっこいいのだ!

 レーダー用アンテナが機首から伸びている飛行機はかっこいい……そんな価値観を与えてくれたのもこのプラモデルでした。このウーフーという機体は、最初から夜間戦闘専用の飛行機として開発された珍しい飛行機です。機首の丸みがどことなく生物感があり、他の飛行機とは一線を画すデザインとなっています。またタミヤの説明書の冒頭で、イギリスのランカスター四発重爆撃(イギリスを代表する爆撃機)を一挙に5機撃墜するエピソードも描かれており、ガッチリと心掴まれるのでした。

 二人乗りで、そのサイズもなかなかのもの。完成すると全長約35cmにもなります。でも細かなパーツはほとんどなく、大きなパーツをガンガン接着していけます。

 機首のリヒテンシュタイン・アンテナ(かっこいいぜ!)も、しっかりと位置が決まるように、基部とL字に曲がる部分までは、装甲板と一緒に成型されています。角度が変わるところまでをこのようにガッチリとした1パーツで成型してくれているので、この先に接着するレーダーアンテナを曲がることなく取り付け可能となっているのです。

 さらにこの極太な丸太のようなパーツに注目です。おおよそ飛行機模型には似つかわしくないパーツですね。これは巨大な主翼を胴体にガッチリと固定するための棒です。胴体中央あたりに、この棒が2本貫かれ、そこに翼を取り付けるわけです。

 駐機状態の三点姿勢を保つために、胴体に特製の金属パーツがセットされます。これ、なんと「コクピットフロア」になるんです。コクピットフロアを丸々金属パーツにすることで重さを確保し、機体が後方に倒れないようにしているのです。

 コクピットやクリアーパーツのディテールも秀逸! 1997年生まれのプラモデルで、すでにこの彫刻精度を普通にやってのけているタミヤの凄さに、改めて驚かされます。

 もちろんアニキも2人セットされます。マスクのホースのディテールがとてもメリハリあってかっこいいです。

 ボリュームとロマン溢れる夜間戦闘機「ウーフー」。タミヤの飛行機模型の中でも異彩を放っているこのプラモ、ぜひ週末や夏休みに作ってください。そしてもし東京に遊びに来られる時間がありましたら、集英社マンガアートヘリテージ トーキョーギャラリー(麻布台ヒルズ)で開催中の「大暮維人×大森記詩「SCALE GIRLS / SCALE ARMS」を見に行ってください。そこには、モデラーの大森記詩がこのキットをベースに製作した架空のウーフーが飾ってあります。その作品を見ると、絶対にプラモが欲しくなること間違いなしですよ。それでは。

フミテシのプロフィール

フミテシ/nippper.com 副編集長

1983年生まれ。模型雑誌編集や営業を経て、様々な世界とリンクする模型の楽しみ方にのめり込む。プラモと日常を結びつけるアプローチで模型のある生活を提案する。


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