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マッチョなボディにイカした背中!「タミヤ 1/72 アメリカ陸軍 リパブリック P-47D サンダーボルト レイザーバック」レビュー

 1000円台で購入できるスーパー飛行機模型のひとつ。それが「タミヤ 1/72 ウォーバードコレクション アメリカ空軍 リパブリック P-47D サンダーボルト」です。ディテールよし! 形状よし! コスパよし! の三拍子揃ったプラモデルなので、まだ作ったことが無いという人は速攻ゲットして組んでください。マジで楽しいです。

 タミヤの1/72スケール P-47Dには2種のキットが存在します。どちらも最高なので、どっちも作ってください。ひとつは初期型である「レイザーバック」。もうひとつは後期型の「バブルトップ」です。今回ご紹介するのが初期型の「レイザーバック」です。後期型のバブルトップの方が、より洗練されているな〜と思ってこれまで初期型を組んでこなかったのですが、組んでみたらでっかいボディにまるでモヒカンのような背中が勇ましく「なんだか族長感がハンパないやん!」と一気にハートを鷲掴みにされました。実際に組んで立体として見て好きになれる……それもプラモデルの最高の魅力のひとつですよね。

 こちらがバブルトップ。背中がスッキリして洗練されていますね〜〜。こっちもかっこいいぜ!!! タミヤのキットのモールドの美しさにうっとりします。それはレイザーバックも同じです。

 と、自分の感動で駆け足になってしまったので……。まずP-47D サンダーボルトという飛行機は第二次世界大戦に登場したアメリカの飛行機です。めちゃくちゃでかいエンジンに重武装を装備してぶん回す、まさにアメリカンな飛行機です。マスタングが登場するまではB-17やB-24といった爆撃機の護衛に大活躍。多くのエースも誕生しました。その後マスタングに護衛任務が移ると、持ち前の頑丈な構造と被弾に強い空冷エンジン、そして当時としては驚異的な兵装搭載能力を活かして地上攻撃任務へと活躍の場を移します。空でも陸近くでも強いという、とてもスーパーな飛行機なのです。このコンセプトは、後のF-4 ファントムIIや名前も引き継がれているA-10 サンダーボルトIIとして引き継がれたのです。

 レイザーバック(背中の尖った)という言葉の通り、キャノピー後方にグンと尖った胴体の背中が被さっています。この形状が後方の視界を遮っていたようで、後期型のバブルトップではこの背中が無くなり、視界が良好となりました。キットはこの背中とキャノピー形状を専用のパーツで表現しています。

 キットに付属する武装。パイロンに、ロケットランチャー、108ガロン強化紙製増槽、500ポンド爆弾と大充実!! これを組み合わせることで爆撃機護衛装備状態、地上攻撃装備状態を作り分けられます。

 基本細かなパーツは無し! この質実剛健な感じも最高。武装取り付け用の穴だけ開ける必要があるので、0.8mmのドリルと1.2mmのドリルだけ用意してください。僕のようにどっちも1.0mmで開けて、強引な接着をしてもなんとかなります。大丈夫!

 コクピットのパーツがディテールの洪水。1パーツにあれやこれやのスイッチや配線がモールドされています。細かなパーツを貼らないでこのレベルのディテールを味わえるのです。

 コクピットは組んだだけでこの密度感!! そして大迫力のエンジンも少ないパーツを貼り合わせるだけで最高の密度感を味わえる内容となっています。外もかっこよければ、中もかっこいい。本当に最高のプラモデルなのです。

 デカールもおしゃれ! キットではインディアンのマーキングのものと、ノーズアート的な姉さんを貼るパターンの2種の仕様から選択できます。勇ましいパターンで行くか、セクシーさをプラスするか……。悩んでいる時間も楽しいです。

 もうこの迫力……。このかっこよさをずっと目にしながらプラモを作っていけるんです。楽しくなり過ぎて、内側だけ先に塗りましたよ……。筆塗りでカッコよく仕上げるんだ!!

 組み立てのおもてなしも忘れてはいません。大きなパーツをがっちりと取り付けるために、桁も用意されていて、胴体と主翼がズレることなくがっちりと接着されます。

 飛行機の形になりました! バブルトップの写真と比較すると、尖った背中が一段と目立ちます。でもこの背中の迫力もまた良いのです。タフなボディにトレードマークとも言える尖った背中の迫力は唯一無二。ぜひ第二次世界大戦を代表するマッチョな飛行機を、タミヤのプラモデルで味わってください! それでは〜。

フミテシのプロフィール

フミテシ/nippper.com 副編集長

1983年生まれ。模型雑誌編集や営業を経て、様々な世界とリンクする模型の楽しみ方にのめり込む。プラモと日常を結びつけるアプローチで模型のある生活を提案する。

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