

インパラの後ろに描かれたアイクラーホーム。アメリカ、カリフォルニア州あたりでは、1940年代から70年代にかけてこのハウスメーカーの家が多く作られた。特徴としては平屋で直線的なデザインで、外壁はアースカラー、内部はガラスが多用されており、同じくアメリカの建築家フランクロイド・ライトの影響も見られる……らしい。なんというか「アメリカ西海岸ってこういう風景だよね」というイメージそのままの家だ。
箱の表面にはくすんだグリーンやオレンジのアースカラーを背景に特徴的な平屋建て。そしてピカピカのインパラが大きく描かれている。都心のワンルームマンションに住む僕にはうまくイメージできないが、平屋に広いアトリウム、ヤシの木、そしてガレージには車。ミッドセンチュリーのアメリカにはこういう生活が確かにあって、豊かで、憧れのアメリカがそこには描かれている。


そんな素晴らしいデザインの箱を開けると、目に映るのは真っ白なパーツたち。そう、これはプラモデルだ。一見突き放されたような感じがするが、内装をアイボリーで塗って、ボディを好きな色で塗ったらあとはこのギラギラなメッキパーツがどうにかしてくれるだろうという安心感が、このプラモデルにはある気がする。


もちろん好きな色に塗ればいい。だけど、箱絵の絶妙なブラウンのボディを再現したかったら、おすすめはガイアノーツのボトムズカラー、レザーブラウン。光沢の塗料だから、そのまま塗っても艶のあるボディが作れるのが嬉しい。ワックスを塗ったようなピカピカにしたければ、この上から水性プレミアムトップコートの光沢を吹けばバッチリだ。

デカールが何種類か付属するが、ひときわ目立つのはグリーンの下地に猫がプリントされているもの。この猫はamtの広告によく出てくるマスコットなんだって。めちゃくちゃ笑顔で可愛い。それ以外にも箱の横に描かれていた赤いボディに流れ星みたいなデカールも、もちろん入ってる。

デカールだけじゃなくてホイールもエンジンの形も色々選べるようになっているのは「自分で自分の好きな車にカスタムしろよ」というメッセージで、こんなところにも、なんでもDIYしちゃうような「アメリカ」の一端を感じる。


コーラでも飲みながらアメリカンカルチャーにどっぷり浸かって、どんな自分だけの車を作ろうか、考える週末はきっと楽しい。