

東京 新橋に先月グランドオープンした「TAMIYA PLAMODEL FACTORY TOKYO」。実はオープン初日に立ち寄ってきました。急に明るくクリーンになった様子には賛否両論ありましょうが、棚からプラモをパコンと取り出しやすい雰囲気だったり、箱を開けてみるのにちょうどいい空間が設けてあったりと、ふだん使いのお店とは一味違う“施設”のように仕上がっていることを興味深く感じました。オープン初日の熱気は相当なもので、みなキョロキョロしながらプラモを手に取っています。

そのお祝いムードに乗っかって、わたしがレジに持って行ったのはこれ。1:48のF4F-4ワイルドキャットです。
端正な印象のキットが揃う1:48「傑作機シリーズ」の中にあって、このF4Fは機体表面のリベットが豪快に彫刻された異端児として知られた一箱。昨年このキットが一部改修&アップデートされ、FM-1としてリニューアル発売されたことも記憶に新しいですね。つまり「アップデートされる前のほう」にあたるのがこのF4F。それが新オープンの公式施設に並んでいることにちょっと安心して、ついお迎えしてしまった──というところなのです。
前評判に聞いていた通り、機体表面の凹凸がとってもにぎやか! 一目で見わたせるパーツ構成だからか、だいぶ「できそう」なイメージが持てるのもうれしいですね。

シンプルな構成でガンガン形になっていく機体部分と、小さなパーツがキュッと合わさるコクピットや脚部。そんな緩急のメリハリも、このプラモのいいところかもしれません。塗装は全部後回しで組み立てに集中し、プラモのもつ緩急のリズムに身を委ねてみます。

パーツの前後が分かりにくい数箇所にだけ気を付ければ、各部が心地よく噛み合い、さくっとF4Fが姿をあらわしました。ここまでわずか2時間半。コロンとした姿は実寸以上にカタマリ感が出るからか、すぐ組み上がる単発機であるわりに、充実感のある佇まいになってくれたのはうれしい誤算でした。

できました! このプラモを買ったときの紙手提げとツーショットは、赤青の☆マーク並びでなんだかうれしい気持ちです。
そうそう、今回のF4Fですが、ボックスがつやつやで異様なほどキレイだったのです。タミヤの倉庫から新橋の棚に直接届けられたと思われるこの一箱は、よく見れば店舗の商品管理タグやシュリンク・テープはもちろん、値札のひとつすら貼っていないわけですものね。直営施設ならではの超クリーンな一箱を、☆☆マークの手提げ紙袋に入れて帰る。プラモの中身とは全く関係ないことと分かっていながらも、まるでミュージアムショップでお土産を買ったような、ちょっといい気分になれたのでした。