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お祭りNinja! 傑作バイク模型なカワサキZX-12Rでワッショイ!

 色とりどりのクリアーパーツと鏡面で輝くメッキパーツ。これだけで早速「バイク模型の傑作キット!」と断言したくなる前のめりなレビューを開始します。タミヤ1/12『カワサキ ニンジャ ZX-12R 』は「限定商品」だったり「ショップ限定販売」とかではなくとも、デフォルトでカウルがスケスケスケルトンでマフラーがギラギラメッキ仕様なのです。これだけでもうこのキットが欲しくなる。

 そう、シン・仮面ライダーを観たんです。もう一度バイクに乗ってみたいな……。そんなふうに思わせてくれるバイク乗りの孤高さがしっかり描かれた作品だったかと。バイク、乗りたい。だがしかし、所帯持ちには無理ゼッタイ。そんな孤高は許されない。ならばバイク模型で思いを遂げましょう。

 バイク模型はパーツの素材、そして工作方法がバラエティに富んだキットが多いのです。なので工作に単調さを感じることなくゴールを目指せるし、塗装をしなくともプラスチックやゴムなどの素材のコントラストで見応え充分なバイク模型を手にする事ができます。

▲マフラーの接着の段取りはなかなかハイカロリー。シートカウルの位置決めパーツは接着してはダメ(うっかり接着した)

 この「ニンジャZX-12R」は20年以上前のキットなこともあって、「ちょっとここムズかしいな」と感じる箇所がいくつかありました。だからといって特殊な道具や技術が必要という話ではなく、ニッパーにデザインナイフ、流し込み接着剤(速乾)と普通のプラモ用接着剤、ピンセットという基本的な模型ツールがあればゴールできるキットです。

 メッキパーツ、そしてクリアパーツを難なく美麗に貼っていくにはセメダイン「模型用ハイグレード」を用いたほうが良いかもしれません。今回はいち早くカタチにしたかったので流し込み接着剤(速乾)でこなしていきました。クリアパーツがちょっと曇ったりしましたが問題ナシ。前進!の精神です。

▲バイク模型の初手はたいていエンジン。完成後は隠れてしまう美麗な彫刻を味わいましょう
▲面のパーツたちを貼っていくとボリュームのあるカタチになっていくのがスケールモデルの楽しいところ
▲バイク模型の醍醐味であるビスの締めこみ。キット付属の磁気ドライバーが調子イイのです
▲ビニールパイプによるパイピング。今回一番ムズかった箇所。ピンセット必須です

 平日2夜で完成。無塗装でこの艶めかしさ、生唾モノです。パーツ素材のコントラストによるリアルさも凄い。まったく塗装しなかった事に後悔はありませんが、タミヤからは「ニンジャZX-12Rに最適なカラー」という謳い文句で『キャンディーライムグリーン』という缶スプレーがあることに後ろ髪引かれます。もうひとつキット買うか、否か。

 ハイ!お祭りNinja! 塗りたい思いをハセガワの「1/72 航空自衛隊 川崎 T-4」にブツけました。キャンディーライムグリーンに塗られた翼にZX-12Rの水転写デカールが必然のフィット。説明書には「川崎重工の航空機部門の協力を得てエアロダイナミクスを追求」とあり、ならばT-4はNinjaであり、NinjaはT-4とも言える。そんな推論を導き出してしまった私ったら天才。

 以上。さぁ、貴方もニンジャZX-12Rを組んでお祭りワッショイ。そして何かしらのプラモをキャンディーライムグリーンにして天才になっちゃいましょう。是非ー。

<a href="/author/9153date/">ダテツヨシ</a>
ダテツヨシ

「つくる」をテーマに、世間話をしています。

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