最新記事やプラモデル情報を毎日お届け!
follow on Xをフォロー!

タミヤ製ビッグスケールバイク模型の最小単位/1:6 ホンダ モンキー 2000年スペシャルモデル レビュー!

 10/5日曜まで、麻布台ヒルズの集英社マンガアートヘリテージ トーキョーギャラリーで開催中の大暮維人×大森記詩「SCALE GIRLS / SCALE ARMS」に行くべき。かっこよくてかわいくて面白くてプラモデルが好きになるので。さて、人間はめっちゃカッコいい物を見るとプラモデルを買ってしまう生き物ですが、たとえばなんか猛烈にカッコいいモンキーを見たらモンキーの模型を買うのです。
 上に示した写真のとおり、展示されていた実車がモンキー125のカスタムなのは見れば絶対わかるはずなのに脳みそが完全にプラモデル欲で満たされており、ギャラリー併設のショップで「そこにあるから」という理由だけで1/6スケールのタミヤ製モンキー50を買っていました。展示物と手にしたプラモデルが違うことに家に帰ってから気がついたアホなのですが、でも特典でかっこいいいデカールとかステッカーとかを貰えてすげえ嬉しかったのです。

 「タミヤ 1/6 オートバイシリーズ No.30 ホンダ モンキー 2000年スペシャルモデル」の箱を開けるとパーツのひとつひとつがデカいわ質感はいろいろだわでもう最高にうれしい。ビカビカのクロームメッキ、ちょっと品のあるサテン調のメッキ、ラメが練り込んである深いレッドのプラスチック……。バイクのプラモデルはいつの間にか大好物になっていたけど、なんせ1/6のバイクを手にするのは初めてなので大興奮が抑えられない。さながらパーフェクトグレードのガンダムみたいな、「いつも触っているプラモデルが標準の大きさになっているからこその”巨大さ”」にテンションがMAX。

 スプリング、ビス、ゴムタイヤ、ステッカーにデカールに色付きのクリアーパーツ。もう塗らずにこのまま組んでも至高の完成品が出来上がりそうな感じなんだけど、説明書を読むと案外やるべきことはたくさんあります。さらにどうやって作るのがオツなのか、諸先輩方のレビューを見ると「結構難しい」って言ってる人も多い。オリジンをたどれば1979年の「ゴリラ Z50J-III」で起こされた金型がベースになっているので、けっこう古いプラモなんだね。

 このプラモデルのめちゃくちゃいいところが、ヨシムラ サイクロン MONKEY TYPE2 マフラー、SP武川 トルネードショートマフラー、ケーヒン PC20 キャブレター、カヤバ KYB-MGS280 ガスショック (専用のスプリングはイエローに塗装してある!)といった実車でも人気のカスタムパーツがいくつも入っている……つまりタミヤ製品としては珍しく「不要パーツ」がけっこう多いこと。でもこれはタミヤのサイトを見ると「付属してますよ」ということにしか触れられていなくて、使用例の写真は小さいものが1枚だけ。あくまでも「メーカー標準のどノーマルこそがメインでありますよ」という態度がいかにもタミヤっぽくてカッコイイなと感じます。

 スーパースポーツやツアラーじゃなくて、あくまで50ccのモンキー。小さくて可愛くて、文字通り1/6のバイク模型としての最小単位という感じなのですが、しかしバイク模型として備えているべきことが全部詰まっているし、もちろん模型としてはかなり大型でド迫力。「まずはここから、オトナの香りがするビッグスケールバイクモデルを楽しんでみませんか?」というタミヤの提案がここに詰まっているようで、素敵です。偶然と勘違いで手に入れた模型だけど、これを組んだ人とぜひ語り合いたい一品。オレはオレのカスタムで作るので、みんなも自分のモンキーを仕上げて自慢して下さい。そんじゃまた。

からぱたのプロフィール

からぱた/nippper.com 編集長

模型誌の編集者やメーカーの企画マンを本業としてきた1982年生まれ。 巨大な写真のブログ『超音速備忘録』https://wivern.exblog.jp の中の人。

関連記事