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米軍の豊かさは「トラック」にあり!どんな米軍プラモとも仲良くなれるタミヤのカーゴトラック

 戦車模型で、隣に置いたらとっても豊かな情景が生まれるのが「トラック」です。物資だけでなく兵隊も運んだりと、戦いにおける超重要車両です。戦車の模型をひとつ作ってみたら、今度はその隣にぜひ同じシリーズのトラックを置いてみてください。置くだけでそれぞれの役割がくっきりとしてきて、「いい景色だな〜、プラモって揃えると楽しいんだな〜」って絶対に思えます! 今回ご紹介する「タミヤ 1/48 アメリカ 2 1/2トン 6×6カーゴトラック」は、第二次世界大戦においてアメリカ軍・連合軍に多数の燃料や物資を前線に送り続け、勝利に貢献したタフなトラックです。多くのアメリカ軍・連合軍のプラモとすぐに仲良くなれるプラモですよ。

▲シャーシ、キャビン、カーゴという3つの要素でパーツが分割されています

 トラックと聞くと一見地味な感じがしますが、戦車にも勝るとも劣らない迫力とボリュームを楽しめます。戦いに勝つためには、トラックもタフでなければいけませんからね。しかも基本的に荷物を運ぶものなので、シンプルな形状なものが多く、余計なものがない無骨なビークルのかっこよさを僕達に味合わせてくれます。

▲タミヤ 1/48スケールミリタリーミニチュアは、組み立てやすさとコレクション性を重視しているので、細かなパーツ分割はほとんどありません。ドライブシャフトもこのように1パーツで成型されています
▲小さいのにディテールも最高! カーゴ部分の板のディテールが素晴らしいです

 タミヤ 1/48 ミリタリーミニチュアの初期アイテムにはダイキャストシャーシが採用されています。これは手のひらサイズに収まる模型でも、戦車などの重量感を作った人に味わってほしいということで採用されています。最近の新作はシャーシをプラにして、オモリを入れる方向に変わりました。

 このキットはシャーシがダイキャストなので、瞬間接着剤とビスを使う工程が登場します。特にビス締めの工程はパーツがビシッと固定されていくので、「俺はタフなトラックを作っているんだ!」という感覚が指先から芽生えます。

▲こちらがダイキャストシャーシ。すぐに塗装ができるように、サーフェイサーが最初から吹き付けられています
▲足回りのパーツ固定の締めは「ビス締め」なのよ! ダイキャストパーツとプラパーツがピッタリと融合します

 トラックを運転しているアニキの表情もアメリカらしくて良いです。にこやかで余裕を感じます。プラモに付属する人の表情だけでドラマが生まれる。見る人に何かを感じさせる。これは人が付属するプラモならではの面白さです。

▲にやついているでしょ。余裕なんですね〜〜。さすがアメリカ
▲ハンドルデカくね!? プラモを作るとこういった細部のことまで分かります
▲さぁ、シャーシにキャビンとカーゴを合体させます。ここで登場するのも「ビス」!! ガッチリ締めていこうぜ
 ▲ドライバーでファイナルフュージョン承認なり!! タフなトラックの完成だ!!

 クライマックスもビスで締めます! ググッとそれぞれのユニットがシャーシに連結されると、一切がたつかないタフなトラック模型が爆誕します。それを手で掴み、さまざまな方向からぐるぐるとみている瞬間は最高の時間です。そしてあなたが作った戦車や他の車両、兵隊さんの脇にポンとトラックを置いてみてください。それだけで最高の景色が生まれることをお約束します。

 トラックは実際に戦場を豊かにするだけでなく、プラモになっても景色を豊かにしてくれる最高のパートナーです。ぜひあなたのお好きなプラモの脇に添えてください!! それでは〜。

<a href="/author/fumiteshi/">フミテシ</a>/nippper.com 副編集長
フミテシ/nippper.com 副編集長

1983年生まれ。月刊ホビージャパンで12年間雑誌編集&広告営業として勤務。ホビージャパンで様々な世界とリンクする模型の楽しみ方にのめり込む。「ホビージャパンnext」、「ホビージャパンエクストラ」、「ミリタリーモデリングマニュアル」、「製作の教科書シリーズ」などを企画・編集。

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