大砲?いいえ迫撃砲です。ファインモールドの新作自衛隊プラモ「120mm迫撃砲RT w/重迫牽引車」を組んでみたよ!(前編)

▲ジオラマ製作のイメージソースにぴったりのイラスト!! 歩兵も使える迫撃砲の最新プラモをどうぞ

 迫撃砲って勿論「砲」って漢字が含まれている以上大砲なんですが、所謂カノン砲や榴弾砲と大きく違う点があります。それは歩兵が扱える砲という点。榴弾砲などは砲兵科(自衛隊では特科)が扱うのが普通ですが、軽量で運用しやすい迫撃砲は歩兵が自分たちと一緒に持ち運び、火力支援に使うわけです。使い方は目標が目視確認出来ない間接射撃を行います。砲弾は山なりに飛んでいく曲射弾道を取る為、精密な射撃は難しいですが連射性に優れているのがポイント。バラして運ぶ事も出来るのも歩兵の頼れる仲間でもある理由ですね!

 陸上自衛隊では60㎜、81㎜、120㎜の三種類の迫撃砲を装備していますが、今回ファインモールドがキット化したのはその中でも最も大きい120㎜迫撃砲RTです。

▲迫撃砲だけじゃなくて牽引車も付属してるのでパーツ数は多い

 120㎜迫撃砲RTは迫撃砲の中でも重迫とも呼ばれています。さすがに普通科隊員がバラして運ぶには重く大きすぎるので、陸自が装備する高機動車を改造した重迫牽引車で引っ張り回します。そうなるとフツーの大砲と同じじゃないか! と思っちゃうけど前記した通り特科で取り扱うのではなく普通科が扱える火力支援の為の砲。そして重いといいつつ取り回しがしやすい構造となっており、牽引用のタイヤを利用して本体の配置転換も素早く出来るのもポイントなんです。

▲めちゃくちゃ細かい彫刻!!!!!
▲さすがファインなモールドだ…パリッパリで気持ちよいですなあ
▲パーツだけ見てると海洋生物みたいな謎パーツは低板と呼ばれる地面と接地して射撃時の安定を図るヤツ

 キットは迫撃砲本体はランナー一枚にまとめられ、牽引状態と射撃状態を選べる仕様。組み替える事は出来ないので、組み立て時に牽引か射撃か選ぶ必要があるので注意! 砲本体だけではなく、砲弾や砲弾コンテナ、コリメーターと呼ばれる間接射撃時の照準補助を行う光学機器も付属します。ちなみに今回のわくわく組み立てポイントがこのコリメーター。

▲コリメーターの三脚は角度をきっちり決めたいので……
▲ランナーに角度を決めれる治具が!あるのだ!嬉しいね!

 こういう配慮は嬉しいですよね! その他の組み立てはハンドルなど細かいパーツも多いためちょっと神経を使いますが、パーツ同士の合いはとてもよいのでピンセットを使えば大丈夫。タイヤなんかはトレッドパターンを再現する為に輪切りになってる! 接着剤で埋めちゃわないように注意しましょう。

▲最高にシャープ!! 小サイズにディテールの洪水
▲射撃状態で単品で組み上げましたが、やっぱりちょいと寂しい……
▲これだ! プレイセットみたいな楽しみ方だ!!

 コンテナを開けたり砲弾を並べたり、牽引時のパーツをまとめて置いておいたりと並べてる時間がとても楽しいぞ! ただそれぞれパーツも小さかったり繊細だったりするので、ここでもピンセットが活躍します。

 実際迫撃砲は火力支援の鬼なので、砲弾を山積みにして使用してる写真なんか見かけるのでコンテナとかたくさんあるといいなー! 準備中の普通科隊員もあったらいいなあ! なんてことも考えてみたりします(チラッチラっと豊橋方面に視線を送る……)。

 さて今回はここまで。そうです、このキットには迫撃砲本体よりパーツ数の多い重迫牽引車が付属してるのです……今回は射撃状態で作ったけど次は牽引状態にするよ! お楽しみに!

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内藤あんも

1977年生まれ。戦車道とスピットファイア道を行き来する模型戦士。生まれ育ちは美濃の国、今はナニワ帝国の片隅でプラモデルを作る日々でございます。