

ちょっとでも飛行機に気のあるひとならもう観たことと思います。36年ぶりの続編にして、史上最高のスカイアクションムービー、『トップガン マーヴェリック』。かく言う私も3度劇場に足を運びました。そのたびに「飛行機ってすばらしいな」「かっこいいな」「これを自分の家に置く方法を持っているって、マジでいいことだな!」と改めて思い直します。同時に、帰宅してはやたらめったらにプラモを貼って映画を思い出し、さらに興味を拡大させています。そして家に自分の組み立てたプラモがあれば、朝も夜も、晴れの日も雨の日も、いつだって思い描いた空に自分の意識を飛ばすことができる……。
ということで、飛行機模型専門誌『スケールアヴィエーション』の最新号はF/A-18特集……と言いながら、実質トップガン マーヴェリックの特集と言って良いでしょう。さまざまなタイプのモデラーによって作られたいろんなメーカーのホーネットの模型が掲載されています。

考えてみれば、トップガン マーヴェリックに登場する「主役機」、スーパーホーネットのプラモというのはかれこれ20年くらい棚に並んできた商品です。でも、戦闘機のことはよくわからんなぁ、という人にとってはゼロ戦と前作トップガンに登場したトムキャットあたりが「なんとなくわかる対象」だった(=スーパーホーネットがそういう人たちにバカバカ売れるようなことはまずなかった)ことを考えると、今回の映画が多くの人に向けて新しい飛行機への興味の扉を開いてくれたことは明らかです。だって公開後しばらくの間、Amazonの飛行機模型売上げランキングの上位が米海軍機一色だったのですから(そんなことはいままでいっさいなかったのです!)。

色を塗ったり接着剤を使ったりするのに不安を覚える人もいるかもしれませんが、大丈夫。達人の素晴らしい作例を眺めながら、あなたの好きなプラモを買いましょう。どれを買えば……?という疑問にも答えてくれるコーナーが特集内にはとにかくたくさんあります(nippperスタッフであるフミテシによる大マーヴェリックプラモ祭りの様子も収録されています)。

スーパーホーネットを入り口にして、いろんなスケールモデルの世界に飛び込むことができます。マーヴェリックのプライヴェートを象徴するマスタングや、夕暮れにたたずむポルシェだって、組み合わせて楽しめる。
プラモを作ると、映画の興奮を噛み締め、さらに映画のことが好きになります。次に何を作ろうか、どんなふうに作ろうか。映画はその源泉になると同時に、プラモの仲間をたくさん増やしてくれます。マーヴェリック機だけじゃない。スーパーホーネットだけじゃない。あなたが何で飛ぶか、どんな気持ちで飛ぶのか。プラモはそれを受け止めてくれるかけがえのない遊びとして、ずっと僕らを待っています。みなさんも、ぜひ!