観て即、プラモを貼る!/作ろうぜ、マーヴェリックの飛行機を……。

 うおー!『トップガン マーヴェリック』観ました!? バリバリ(プラモの内袋を開ける音)。こんなこともあろうかと昼間に買っておいたスーパーホーネット(複座型)が映画観る前の15倍くらい輝いて見えます。ハセガワの1/72プラモです。わりとどんな模型店にも置いてあります。そしてかなり安い。

 複座型というのは飛行機に人間がふたり座るわけですね。二人座るタイプの飛行機はひとり乗りのそれよりも屋根が前後にビョーンと長くてかっこいいことが多い。私はそう思う。ということであまり深く考えずに複座のスーパーホーネットを買ってきたわけですが、正解でしたね。映画では単座と複座がそれぞれ効果的に使い分けられています。演出がうまい。

 この着陸脚のパーツだけでギューッと胸が締め付けられるほど愛おしい気持ちになるのは、マーヴェリックのおかげです。何を言ってるんだコイツは……と思ったら劇場にダッシュしてください。ここのパーツが世界でいちばんかっこよく見える映画なんです。トップガン マーヴェリック。

 映画見て帰ってきてご飯食べて酒を飲みながらガシガシと組んでいたのですが、ハセガワ1/72のスーパーホーネットはなかなか組むのが難しいと感じました。パーツ分割が独特なので、何も考えずに貼ると各部に隙間が空いたり、左右の翼で角度がバラバラになったりします。あと少し古いキットなので、映画に出てくる最新型とはこまかいところが違う……なんていうご意見もございましょう。

 しかし組んでみるとスーパーホーネットにしか見えない。こんなにドライブ感のある「いま観てきた!だからいま欲しい!」という気持ちでプラモを作るのは本当にひさびさです。こういうときは、インターネットでこのキットの攻略法を読んだりどこに難があるかを知識として蓄えてその対処法を身につけるのは二の次。あれこれ悩まずに接着剤を多めに流し込み、グイグイと接着位置と角度を目見当で合わせながら、力ずくでカタチにしていくのもプラモ遊びなのです。

 見た、買った、作った!の3拍子でその日のうちにカタチが手に入る。プラモのいいところです。もちろん色を塗るのは後日でもかまいませんし、このままだってグレーの飛行機にちゃんと見えます。作りましょう。興奮をそのままに。誇りをかけて、作る!難しくても、どこかをちょっと失敗しても、感動の行く先にプラモは必ずあなたをしっかり抱きとめて、そこに証拠を残してくれます。

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からぱた/nippper.com 編集長

模型誌の編集者やメーカーの企画マンを本業としてきた1982年生まれ。 巨大な写真のブログ『超音速備忘録』http://wivern.exblog.jp の中の人。