

映画『トップガン・マーヴェリック』での活躍で一躍F-14と並ぶスターとなったF/A-18スーパーホーネット。こちらのパッケージは日本のプラッツが輸入してパッケージした1/72スケールのスーパーホーネットなのですが、どこのメーカーのキットなのかと思ったら、ドイツレベル製!ハセガワやイタレリのキットは有名ですが、ドイツレベル製スパホは初対面です。しかもイタリアのカルトグラフ製デカールが付属!ちゃんと胴体後部上面に櫛状のダクトが彫刻されている「最新のスパホのカタチ」を再現していますね。

プラッツがパッケージングすると、比較的日本の近辺で見られる機体がチョイスされます。今回のスーパーホーネットも2024年の厚木基地に飛来した機体で、岩国基地に駐屯する部隊です。信頼と品質のイタリア製カルトグラフデカール。メイスは黒く塗った尾翼にグレーの先端を、グレーのボディに黒い手を置くようにしっかり色分けされています。黄色も発色バッチリ、Mace in your face……。

海外製キットですが、プラッツによりデカールや説明書がちゃんとローカライズされているので日本語しか読めない人でもちゃんと組めます。
ドイツレベルのF/A-18Eは分割を抑えてシンプルに、しかしディテールはしっかり彫刻、という方針なのがよくわかるパーツです。前脚の収納庫を胴体下面と一体にしていたり、他のメーカーのスパホと見比べると「どうすれば組みやすくなるかな……」というのを考えた痕跡が見られてGOODです。

脚庫のドアはお前が分割してくれ、というシステム。閉じた状態にするならピロっと飛び出たアーム部分をカットし、開いた状態にするならドアをカッターで分割するという設計。飛行姿勢で作るなら着陸脚の工作をまるまるスキップできるし脚扉の接着も一撃で終わります。今回はカットして着陸姿勢で組みます!

加工もそこまで大変じゃないし、ピッタリくるから安心してください。F-15やF/A-18を組んでて偉いなと思うのは、タイヤが収まる部分は脚を出し入れする瞬間にしか開かない(脚を出し切ったら閉じる)のですが、こういう些末なポイントもちゃんと再現しているところですね。

翼が上下であわなくなっちゃってXウイングになっちゃうのがハードなところです。しかし落ち着いて、クリップで留めて流し込み接着剤を流せば解決できます。プラスチック製品は歪みから逃れられないものですが、パーツの形状は確かですので、見た目のヤバさのわりにエイヤと飛び込んでしまえば簡単です。

大変そうなところはありますが、案外ここまで来るのは速い。矢じりのようなシルエット、F/A-18のコクピットだけが前に飛び出ている姿は本当に独特です。さあ、ここから悩むのは武装です。対空、対地にけっこう充実の内容。『トップガン・マーヴェリック』を見たあとだと気になります(そしてトップガン・マーヴェリックの劇中ほぼそのまんまの装備にも組めます!)。

ドイツレベルの組みやすくてカッコいいF/A-18Eを、上質なカルトグラフ製デカールで堪能する。世界中のナイスな飛行機模型をピックアップしてローカライズしてきたプラッツのキュレーションが光る一品です。同様のパッケージングは今後もジョリーロジャース、イーグルスなど海軍の著名な航空隊でラインナップされます。

手早く作れるドイツレベルだけに、デカールを楽しむためのスピードが出ることでしょう。気になるマーキングがあったら、この1/72スーパーホーネットシリーズをつまんでください!