エアブラシがなくても輝くゴールド!/MODEROID 炎神レイアースをかっこよく遊ぼう。

 いわゆる月刊少女マンガ誌である『なかよし』で連載され、アニメやOVAにも展開された’90年代前半の大人気作品『レイアース』。女の子3人とファンタジー世界、さらに巨大ロボットという異色の組み合わせは性別や年齢によってわりと受け止め方が違ったようで、身の周りの男女にその印象を訊いてみると「女の子たちに全集中していた」「”大きなお友だち”として全体を俯瞰していた」「スパロボでメカから入った」とバラバラなのがおもしろい。

 そしてこのたびMODEROIDから発売されたレイアースのプラモデル3体は、いまや年齢性別問わず愛されるようになった「ガチのロボットモデル」として世に放たれたもの。火/水/風をモチーフにしたファンタジックなデザインをメリハリの効いたフォルムで実直に立体化し、多彩なポージングも可能になっとる。印象としては「自分で組むアクションフィギュア」という雰囲気で、ハメ合わせにやや固い部分もあるものの、ダイナミックにカタチができていくスピード感と満足感のある大きさがしっかりマッチしているっすね。

▲ランナーは全部で6色。

 MODEROIDの特徴として「パーツ単位で設定カラーリングを再現すると分割が細かくなりすぎるところは工場であらかじめ塗装しておく」というおもてなしがあるわね。たしかにフェイスや剣のこまごまとした塗り分けは自分でやろうとすると多少カロリーがかかる部分。多くの人が待ちわびた立体化だからこそ、「サクッと組んでバリッと遊びたい!」というニーズにこうした形で応えているという寸法。

 ゴールドのパーツもこんなふうに部分的な塗り分けがされている。組んだだけでみんなと同じ完成品が手に入る。みんな同じでそれがいい……というのと、みんな違って全部いい、みたいな感情のせめぎあいがプラモの楽しいところ。私はゴールドのパーツをもっと輝かせたい。その一点だけでもアイツ(誰!?)と差がつけられるぜ……の気持ちで皆さんに紹介したいのがこれだ。

 GSIクレオスのスーパーゴールド2という塗料があり、これはキメの細かい金を塗るときに重宝します。もっとバキバキに輝かせたいときは「スーパーリッチゴールド2」というのがありますが、ややしっとりとした輝きのゴールドを求めてチョイス。ただ単に金とか銀とか言っても色味やキメの細かさでいろんな違いがあるから、塗料の森を散歩するのも楽しい。

 ズドン。ランナーのままエアブラシで吹きました。スーパーゴールド2は筆で塗るとあまりキレイな仕上がりになりませんので、ムラなくきれいに仕上げるなら吹き付けで塗装するのがGOODです。がっ、「エアブラシ持ってません!」というそこのあなた!ページを閉じる前に下にスクロールして!!

 本題はこれだ。ガイアノーツのイージーペインターです。透明の小さなボトルとエアー缶の組み合わせによって、「どんな塗料も缶スプレーのように吹けるようになる」というアイテム。安い。そしてこれがあればエアブラシをお持ちでない方もツヤありの塗装にトライできる。

 こちらのランナーはイージーペインター+スーパーゴールド2の組み合わせで塗装しました。じゅうぶんキレイに塗れています。大きな面積を均一に塗るには少々コツが必要ですが、小パーツをこうして手早く一気に塗装するのには最高の相棒。塗装の準備も片付けも思った以上にラクなのでレッツトライ。

 パーツを切り取ったゲートの跡は下地のプラスチックが露出しますが、ここは金のマッキーでペロッと塗るとほとんど同じ色になり、かなり目立たなくなります。出会った頃の金のマッキーは「こんなものでもこんなに塗れる!(だってプラモ用塗料じゃないもんね)」と思っていたのですが、最近では普通にビシバシ使うようになったので銀マッキーと合わせて持っておこう。いろんなジャンルのプラモに本当に使えます。

 そうそう、エフェクトパーツと体の各所に入っているピンクの丸い意匠はクリアーパーツだ。クリアーパーツはどうやっても自分で錬成できないから偉いですね。

 さらに偉いのはクリアーパーツの下にちゃんとそれを輝かせるためのホイルシールが入っていること。これも最高に偉い。ピンセットでしっかり貼って、上からクリアーパーツをかぶせることでキラリと光って見える。

 塗装済みの金パーツを組み込みながら説明書通りに組み立てていくと、バキバキのレイアースが爆誕。かっこいいですね。背中のエフェクトパーツは分かるけど、手前に写り込んだ炎は……ようやく出番となったMODEROIDの「フレイムエフェクト」だ!撮影が捗りすぎるぜ……。

 ツヤ感のある外装、しっかりと輝くクリアーパーツと自分で塗装したゴールドのパーツがハーモニーとなってかなりCGライクな外観となったレイアース。もちろんストレートに楽しんでもいいわけですが、「チョイ足し」で見た目はあなた好みのものに変貌します。かっこよく遊んで、みんなに見せちゃいましょう。ウィンダム、セレスもセフィーロであなたを待っていますよ!

<a href="/author/kalapattar/">からぱた</a>/nippper.com 編集長
からぱた/nippper.com 編集長

模型誌の編集者やメーカーの企画マンを本業としてきた1982年生まれ。 巨大な写真のブログ『超音速備忘録』http://wivern.exblog.jp の中の人。