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【レビュー】アイツが来たんだよ!伝説の勇者の登場を祝福するプラモデル/MODEROIDカイゼルファイヤー

 『NG騎士ラムネ&40』が好きだった小学生の私。放送終了後にたまたま本屋で見かけた続編の小説を母に買ってもらい、何度も読み返しながらアニメの続編も出ないかなと考えていた。
 そうして6年が過ぎ、突然目にした新番組予告での「VS騎士ラムネ&40炎」(炎と書いてファイヤーと読む)というテレビアニメ。「もしかしてラムネ&40の続編!?」と驚きと強い期待を胸に、翌週の放送を今か今かと待っていた。そして翌週「アイツが来たんだよ!」というヒロインのセリフで始まるオープニングは、当時の私の気持ちそのものでもあり、オープニングに登場するカイゼルファイヤーの活躍を見ながらシリーズ主人公の決めゼリフよろしく「俺は今、猛烈に熱血している!」という気分だった。

 MODEROIDで最初に出たラムネ&40のロボットは、前作「NG騎士ラムネ&40」の主役機キングスカッシャーとライバル機のクイーンサイダロン。テレビアニメの続編が始まるよりも短い期間でMODEROIDのカイゼルファイヤーは発売されたが、手にしたときの喜びは当時と同じぐらい。自分が子供の頃から好きなロボットが、現代の高品質なプラモデルで手に入るのは控えめに言っても最高。

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 カイゼルファイヤーがMODEROIDで登場すると聞いて真っ先に気になったのが脚部の色分け。カイゼルファイヤーは白い全身に赤いラインが走るデザインで、特に脚部は赤いラインが目立つ箇所。説明書の順番とは違うが、最初に脚部の組み立てに着手した。色分けされていることは商品ページを見て気付いていたが、実際に組み立てると軸となる赤いパーツへ白い大きな外装をかぶせる仕組みで色分けしていることがわかる。この構成により少ない数のパーツで色分けと美しい脚のラインを再現しながら、組み立てやすさもMODEROIDは実現しているのだ。

 MODEROIDのカイゼルファイヤーは全高が20cmと、ロボットのプラモデルとしてはやや大きめサイズ。その大きさのおかげで各部がシャープに成形されている点も、カイゼルファイヤーのキャラクターを再現するのにプラスとなっている。

 カイゼルファイヤーは伝説の勇者が乗るロボットにも関わらず、角や装甲、指先などに攻撃的な鋭さを持つシルエット。これが小さなプラモデルだと商品の強度や安全性という理由で先端部分が肉厚になってしまい、もとのイメージと離れてしまうが、MODEROIDはやや大きめのプラモデルなので相対的に細く薄くなりイメージを損なっていない。

 カイゼルファイヤーのかっこよさはシャープな直線と流麗な曲線が組み合わされたシルエットにある。この線が作り出す勢いのあるシルエットのおかげで、アニメーションとして動く場面、ポーズを決める場面のどちらも気持ちよく楽しめる。

 MODEROIDでは膝から爪先や上腕から手首など、装甲やカッチリとして欲しい箇所は鋭利な直線が再現される一方で、強さと素早い動きを感じさせる曲線もしっかりと再現されており、当時テレビで見ていたイメージ通りなのがとても嬉しい。
 カイゼルファイヤーのことを少し調べてみたら、デザイナーはテッカマンブレードもデザインした佐山善則氏。同じ時代に放送されていたテッカマンブレードも格好良くて好きだったし、佐山善則さんのデザインは自分にすごく響くものだったのだと、これを書きながら気付けた。

 ラムネ&40シリーズのファンとして、カイゼルファイヤーが素晴しく格好いいプラモデルで手に入るなんて感激しかない。MODEROIDならば、劇中では実現しなかった新旧主役機の揃い踏みなんてこともできてしまう。ファンなら手に取ることで絶対にうれしくなるので、ぜひ揃えて買って5年後のラムネ&40シリーズ40周年を熱血して迎えよう!

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いたふのプロフィール

いたふ

1984年生まれのエンジニア。プラモデルは家族が寝てから製作開始の社会人モデラー。

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