
手のひらサイズの1/24スケールで、30ヶ所の関節が体幹の崩れたゾンビらしいポーズを再現!ですって! かわい~! でもぴかぴかの白いスニーカーを履いてるし、シャツとチノパンもね~~、一味欲しいよね~となったので、もっとゾンビらしい「しっかりとした装い」にしてみたくなりました。
手のひらにすっぽり収まるサイズでここまでガッツリ動く可動プラモを、「しっかり塗装しよう!」となると集中力も神経も使うし、遊んだときの塗装剥がれも気になります。気兼ねなく、いい感じに塗れたけど、気兼ねなく、ガシガシ遊べる、そんなゾンビのプラモだったらもっと俺の中で最高になるんです。間違いないです。4つの成型色で出来たキットなので、ちょっとした「味付け」をするだけでもめちゃくちゃ良くなるはず……!

溶剤不要で臭いもなし、すごい隠蔽力で楽しく塗装ができるシタデルカラーを使います。俺の愛用塗料です。これが無いとダメなくらい、いつも使っています。ただ、今回はすごい隠蔽力!のほうではなく、サッと一塗りで奥まった部分や影になる場所をより濃く、自然なメリハリを演出してくれるシタデルカラーの「シェイド」シリーズに活躍してもらうことしました。

「シェイド」シリーズは、粘度の低い、シャバシャバとした塗料を筆でザバッと流し込むことで、モールドに塗料が溜まり自然な陰影が生まれます。そういう塗料なので、パーツ成型時に出来るパーティングラインもくっきりと浮き出てしまいます。スクレーパー等を使ってカリカリしてあげると、現実に引き戻される機会が減るのでオススメです。

ゾンビのシャツを、アグラックスアースシェイドを塗った後に、水色のような色「ブルーホラー」でドライブラシ(筆に含ませた塗料をティッシュなどでいったん拭き取って、カサカサになった筆先を模型にこすりつけるテクニック)します。


ドライブラシしたら、服の擦れ具合がすげえいい感じに出たので、マジゾンビとなりました!!
白いピカピカのスニーカーだとゾンビっぽさが出ないので、茶色に塗装。その後、立体感と汚れっぽさを出すためにドライブラシします。



一通りジャブジャブしてガシガシしていたら、ゾンビらしい「しっかりとした装い」になりました。
めちゃくちゃいい感じです。シタデルカラーのシェイド&ドライブラシによるジャブガシが、こんなにかっこよくしてくれますよ。簡単で楽しいから、今日からぜひ真似してください!!!