手の中にすっぽり収まる1/24スケールでありながら、脳がシャッキリするくらい気持ちよくガシガシ動く、コトブキヤのゾンビプラモシリーズ、『END OF HEROES』。シリーズを通してキャラクターデザインはスーパーログ氏。コワカワイイテイストがマッチしています。今回は赤いシャツが特徴的な「アゴニー」。このゾンビの赤シャツをかっこよくしちゃいますよ!!
そう、ゾンビは意識の外から襲われたときの、「お前もいたんかい! 不意打ちのもう一体!」みたいになるとめちゃくちゃ盛り上がるんです。それが出来るんです。なので、2体いたらサイコーなんです!!
アゴニーは生前、使い込んだデニムとチェックシャツをスマートに合わせるのが好きだったのかもしれない……生ける屍となった今でもその面影は残っている……ってな妄想を、イラストを見て膨らませていました。だからこそ、チェック柄は再現したいのです。
速乾! 無臭! すごい隠蔽力! のシタデルカラーの、ちょっと変わったカラーシリーズ、「シタデルコントラスト」を使います。溶剤不要で、水だけで希釈可能のシタデルカラーですが、この「CONTRAST」と書かれたシリーズは、水での希釈もいらないんです(筆を洗う用の水は用意しましょう)。
シタデルコントラストは、明るい下地などの上からザバッと筆を走らせて使う、筆塗り用の染め塗りカラー。希釈なしでそのまま使うことができ、非常に伸びが良いのが特徴。飲むヨーグルトくらいの粘度になっているので、モールドに溜まった塗料が自然な陰影を生み出してくれるという魔法の塗料です。
このシタデルコントラストの、「伸びの良さ」と「絶妙な粘度」が、実は模様を描く(しかもフリーハンドで!)時にすごく便利なのです!!
襟の周りに沿って少し線を外側に曲げたかったので、ちょっと修正します。パーツにそのまま塗っているので、気兼ねなくやり直しも出来て、修正もスゴく楽チンです。「ファレホ エアブラシシンナー」で少し湿らせた模型用三角綿棒でサッと拭っています。
シタデルコントラストは塗膜が弱いです。でもその弱さが、修正のしやすさと言う利点になります。発色も良く伸びも良いので、とてもコントロールしやすいです。ぜひ、このような柄物を塗る時に活用してください!! 塗装したら水性プレミアムトップコートでコートすれば問題無しです!!
平成2年生まれ。水性アクリルボーイ。ボーイと名乗るには厳しい年齢になりだしている。模型の他にゲームも大好き。