プラモにきれいなスミ入れをしたければ、寝る前にやるべし!

 プラモの彫刻にシャバシャバの塗料(代表的なのはエナメル系塗料を薄めたもの)を流して影を描くのがスミ入れ。エナメル系塗料を使うのは、溶剤を混ぜると表面張力がすごく低くなって細いスジにもツーっと流れてくれること、そして彫刻からはみ出してしまったところがあとから拭き取れるというメリットがあるからです。上の写真では大げさにはみ出していますが、これをキチッと拭き取ると彫刻されたところだけに黒が残ってカッコいいんだよね。

 さて、最近ワタシはスミ入れにコレを使っています。NAZCAの「デントグレー」は、かなり濃い目のダークグレー。文字通りの本当に真っ黒なスミ入れは漫画の主線みたいになって主張が強すぎるのですが、このデントグレーは下地がどんな色でもわりとマッチする絶妙なグレーで重宝します。

 スミ入れ、乾く前にエナメル塗料を染み込ませた綿棒で拭くと塗料が引っ張られて周囲も汚くなってしまいます。これはあまりエレガントじゃないし、溶剤を含ませた綿棒でゴシゴシ擦っても入れたはずのスミがドンドン溶け出てしまうので、なかなかきれいになりません。コツは「ちゃんと乾かす」ということ。入れたスミが「濡れ」の状態でなくなれば、パーツの表面にはみ出ているスミだけをキレイに拭き取れます。……とエラそうに言ってますが、焦って失敗したからちゃんと寝よう、と思ったわけです。

 そもそもエナメル塗料は乾燥がそこまで速くありません。「ちゃんと乾く」ってどれくらいよ?と思ったアナタは、寝る前にスミ入れをしましょう。次の日になればまず間違いなく乾いてます。いつどの作業をするかって、じつは結構大事。隙間の時間を使う趣味だからこそ、楽しく続けるために「朝やる工程」と「夜やる工程」を分類すると捗る場面があるはずです。スミ入れは寝る前に。決めてしまうと結構いいもんですね。そんじゃまた。

<a href="/author/kalapattar/">からぱた</a>/nippper.com 編集長
からぱた/nippper.com 編集長

模型誌の編集者やメーカーの企画マンを本業としてきた1982年生まれ。 巨大な写真のブログ『超音速備忘録』http://wivern.exblog.jp の中の人。