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花金だ!仕事帰りに買うプラモ。ハセガワの「1/48 五式戦闘機」で楽しむ、傑作機誕生のドラマ。

 週末の模型ライフが楽しくなっちゃうプラモを、フミテシの独断と偏見でお届けする「花金プラモ」。今週は、先週お届けした「三式戦闘機 飛燕」のプラモと一緒に並べたい「ハセガワ 1/48 日本陸軍 川崎 五式戦闘機 I型 乙」をご紹介します!

ハセガワ(Hasegawa)
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 五式戦闘機のドラマは、まさに模型にピッタリとも言えます。三式戦闘機 飛燕に搭載されていた水冷エンジン「ハ140」の不調や生産の遅れによって、飛燕の生産が遅れて胴体だけがダブつくように残ってしまいます。そこに登場したのが、信頼性抜群の空冷エンジン「ハ112-II」でした。行き場を失った飛燕の胴体は、このエンジンとの組み合わせによって五式戦闘機(キ100)へと生まれ変わります。短期間で新たな戦闘機を生み出した川崎の執念も感じられるのです。

 そんなドラマがあるので、ぜひとも三式戦闘機 飛燕と作り比べて欲しいんですね。ハセガワの1/48 五式戦闘機は、パーツ数もコンパクトで週末に作るのにもぴったりの傑作プラモです。

 同社の1/48 飛燕と共通の主翼パーツ。このように中には飛燕のパーツも流用されるので、「飛燕と五式のプラモ的共通部分」を知りながら楽しんでいけます。

 搭載するエンジンが変わる。しかも水冷から空冷になると、レイアウトをここまで変更する必要があるのかと、プラモのパーツが教えてくれます。五式戦闘機のためのパーツがこんなに! なのでバリエーションではなく、まさに親戚とも言える戦闘機なのですね〜。

 照準器や主翼に取り付けるクリアーパーツのために「飛燕のクリアーランナー」も付属します。機首が丸っと撮り変わるので、キャノピーのレイアウトも変わることをクリアーパーツで知るのです。

 コクピットは、胴体内部に取り付ける計器盤や内壁パネルと、座席を中心としたコクピットブロックをそれぞれ組み立てていきます。

 各パーツ取り付け胴体を左右から閉じることで、ひとつのコクピットとして完成する設計なのです。個人的に機銃だけは、後から乗せるパネルパーツの方に接着する方が合わせやすかったです。

 胴体が完成すると一番目が行くのが、五式戦闘機最大の特徴である機首です。上から見るとチューリップのよう。胴体幅より大きい空冷エンジン「ハ112-II」が搭載されたことで、このようなシルエットに生まれ変わったのです。

 空冷エンジンに変わったことで、胴体内部にも様々な変更がなされます。その内側の事情までは本キットで知ることはできないので、もし中身も知りたいぞ! って方は造形村の1/32 SWS 五式戦闘機を予約しましょう。空冷化にあたって、飛燕に搭載されていたラジエーターは取り外され、エンジンの下に当たる部分には潤滑油用ラジエーター(滑油冷却器)が搭載されます。キットのG6パーツを接着する時が、飛燕時代のボディラインから卒業する儀式とも言える瞬間です。

 プロペラは3本まとまった状態で一体成型されているので、組み立てもスムーズ。1枚1枚貼るよりも、位置もしっかりと決まるのでありがたいです。

 およそ1時間半で、五式戦闘機がその姿を現します。大型の空冷エンジンと、飛燕譲りのスマートな胴体。そのふたつが生み出す独特のシルエットは、ほかの日本機ではなかなか味わえない魅力があります。飛燕を作ってから五式戦闘機へ進むもよし、五式戦闘機を作ったあとに、その原点となった飛燕へさかのぼるもよし。日本機の中でも特殊な道を歩んだ2機を作り比べれば、その姿の違いだけでなく、五式戦闘機誕生のドラマまで模型で楽しめます。そんな週末は絶対に楽しいでしょう。ぜひハセガワの五式戦闘機を作ってみてください。それでは〜。

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フミテシのプロフィール

フミテシ/nippper.com 副編集長

1983年生まれ。模型雑誌編集や営業を経て、様々な世界とリンクする模型の楽しみ方にのめり込む。プラモと日常を結びつけるアプローチで模型のある生活を提案する。

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