週末の模型ライフが楽しくなっちゃうプラモを、フミテシが独断と偏見でご紹介する「花金プラモ」。僕は今、nippperの初めてヒコーキモケイの連載で「タミヤ 1/72スケール 飛燕(ひえん)」を完成させたことにより、日本陸軍の飛行機熱が高まっています!
そこでこのキットを買ってみました。ハセガワの定番キット「日本陸軍 中島 二式単座戦闘機 鍾馗(しょうき)」です。
日本の戦闘機と言うと、零戦や飛燕のように流麗なシルエットのイメージがありますが、この鍾馗は、でかいカウルに絞り込まれた胴体がつながる、独特のシルエットをしています。翼も小さく、すごく不思議なバランスをした戦闘機です。陸軍機はユニークな飛行機が多いので、作ってみるととても楽しいですよ。
日本陸軍の戦闘機は、一式、二式、三式と言うように分けられ、それぞれに愛称が付けられました。そちらの方の名前の方がピンとくるかもしれませんね。
以下の5種の戦闘機を覚えてもらえれば、あなたも陸軍のメジャーな戦闘機のプラモを選んで楽しめると思います。一式戦闘機「隼」、二式単座戦闘機「鍾馗」、三式戦闘機「飛燕」、四式戦闘機「疾風(はやて)」、五式戦闘機(五式戦と呼ぶ人が多いと思います)です。日本海軍の戦闘機・零戦とかと一緒に模型店で見比べてみてね。
このプラモ、1972年生まれなんです……パーツを見るとそんな感じはしませんよね。古さは感じますが、50年も前に開発されたプラモとは思えないクオリティです。
また日本陸軍機は、カラーリングやマーキングがとても派手。銀の胴体に赤や青のラインなどが入り、後世の特撮作品にも見られるようなマーキングで彩られます。そんなかっこよさも、ぜひデカールを貼って体感して欲しいです。
ハセガワの1/72スケール 二式単座戦闘機鍾馗のプラモは、購入しやすい価格とサクサク作れるパーツ構成で「花金プラモ」にぴったりです。土曜日に組み立てて、日曜日に缶スプレーのシルバーを一色吹くだけでも、すごく楽しいプラモタイムを過ごせると思います。鍾馗を組んだら、隼や飛燕、疾風、五式戦と日本陸軍戦闘機ファミリーをぜひ楽しんでください!!!
1983年生まれ。模型雑誌編集や営業を経て、様々な世界とリンクする模型の楽しみ方にのめり込む。プラモと日常を結びつけるアプローチで模型のある生活を提案する。ブログ/フミテシログ(http://sidelovenext.jp/)