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【キットレビュー】ついにタミヤMMで「M24 チャーフィー」が発売! 待望の新作をオープン・ザ・ボックス

 「とったどー!」お笑い芸人の濱口優がTV番組で叫んでいるとき、バックでかかっている曲、それが映画『レマゲン鉄橋』のテーマです。まあいきなりなんのこっちゃという感じですが、この映画の最初のシーン、川沿いを疾走しながら対岸に向かってドッカンドッカンかます戦車がM24、チャーフィーなんです。チャーフィーはその使い勝手の良さから、さまざまな映画でも登場しているので、そのシルエットを見たことがある人も多いことでしょう。そんなチャーフィーが、タミヤの戦車模型「ミリタリーミニチュア」の完全新作アイテムとして発売されたのです! 超めでたい。早速箱をオープンなのですよ。

 実車解説は説明書と並んで入った解説書にお願いすることにして、実際のランナーを眺めていきましょう。このあとの戦車が大きくなったことを考えるとチャーフィーはまだ軽戦車の名前を逸脱している感じではありませんしM4シャーマンに比べれば小さいのは間違いありません(車幅は同じですが)。

 戦車にはおなじみの車体やシャシーのバスタブのようなパーツはなく、とても分割されていているようです。これによって、各パネルごとのディテールをよりくっきりと彫れる方向でパーツを成型することができます。

 底部から側面までも分割されていて、こうなると戦車に慣れた人にとっては、「パーツがバラバラで組むのが大変そうだな〜〜。そんなに大きな戦車じゃないのに……」という考えが頭をよぎりそうですが、全くそんなことはありません。組み立てを楽しみながら、このチャーフィーの分割の理由がわかるようになっています。

 その理由のひとつは砲塔でもありますが、ここも傾斜した複雑な形状をしています。組んでみるとわかるのですが、このチャーフィーは極端に垂直面が少ない構造になっています。砲塔は避弾経始を意識していると思われます。ちょうど傾斜のぶつかる峰を注目してみると、その溶接ラインもよく表現されています。

 いっぽうでフェンダーはよくパーツがまとまっています。側面に向かうスロープまで厚みある感じでパーツ化され、ボルト類もシャープです。垂直の補強板がキレイに一体化されているのも見どころといえるでしょう。

 砲身も一体化されています。砲自体はM4シャーマンのものとは違いますが口径自体は75mmで同じ。対戦車だってこなせる強力な一撃を持っているんです。

 また布の表現がやはりすごい。写真で撮影してもその印影で見える形状が良いのですが、塗装やそのあとのスミ入れなどが1/35としてちょうど良い仕上がりになるような凹凸になっているんです。3Dスキャンをしたうえで、模型的なちょうど良さへと展開する、まさに職人芸が布ものに光っています。そしてその下には一体化されたプラスチックのワイヤーが。この手のワイヤーはいろいろ素材も変化しましたが、最近はプラスチックでうまく細さや曲がる表現がなされています。

 M2機関銃もかなり魅力的な表現になっています。スリーブの穴の深さや銃身交換もできそうな分割、そして後部のグリップの一体化など、進化した組み立てやすさも魅力なんですよ。

 さあ早速組み立て……といきたいところですが、まずは解説や組み立て説明図を読んで、気分をもう少し盛り上げていきましょう。解説を読むとM24って、意外と知ってるようで知らないことが多いな……ということの連続です。また、側面のサンドシールドを取り付けるかどうか、というのがマーキングパターンで決めることになります(フルカラーでありがたい!)。

 組み立てこそ本番という感じですが、まさに今回は予告編という感じでお届けいたしました。まずはタミヤの新戦車プラモデル「とったどー!」と。

けんたろうのプロフィール

けんたろう

各模型誌で笑顔を振りまくフォトジェニックライター。どんな模型もするする食べちゃうやんちゃなお兄さんで、工具&マテリアルにも詳しい。コメダ珈琲が大好き。

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