
ポーランドのガチンコ飛行機模型メーカーこと「アルマホビー」は、新作を発表するたびに僕たちをワクワクさせてくれます。そんな彼らが新たに送り出してきたのが、世界初の実用ジェット戦闘機として知られる「ドイツ メッサーシュミット Me262A-1a」。最近ちょっとMe262成分が不足していて、「そろそろ作りたいな〜」と思っていた矢先、店頭で発売されているのを見つけて即ゲットしてしまいました。というわけで、さっそくオープン・ザ・ボックスといきましょうぞ!!

このランナーを見てください。まるで図鑑の分解図のような美しさ。Me262を構成するパーツたちが綺麗に配置されています。これを見ているだけでワクワクしますね〜〜。

主翼がぐいっと上がっている特徴的なシルエットも、歪みなく表現されています。しかも中央ブロックを芯に主翼上面を一体成形しているので、下面を接着するだけで、自然と主翼のシルエットが決まる分割となっています。

パーツが収まっている枠「ランナー」は3枚。アルマホビーは極力金属パーツなどを使用せずに、細部もプラパーツで表現してきます。そのため細かいパーツや薄いパーツが各所に存在しています。

特に今回ユニークなのが、脚庫の内壁パーツ。こちらの薄い板がそれです。

実はこれ、両サイドに折れ線が用意されていて、自分で曲げて形状を作る設計になっています。プラスチック特有の粘りを活かして、やさしく曲げてあげれば、薄く精密な内壁が完成。組み上げてしまうとほとんど見えなくなってしまう部分なのですが……こういうこだわりこそが、僕らモデラーの心を刺激してくれる楽しいポイントなのです。

Me262は機首におもりを入れないと、尻もちをついてしまいます。そこで、最初から専用のオモリが入っています。

おもりを入れるスペースがしっかりと用意されているので、少量の瞬間接着剤で貼るだけで尻もちとはおさらば。こんな配慮も嬉しい限りです。

パーツの接合面には切り欠きと軸が用意されており、これらが左右噛み合ってしっかりと貼り合わさります。切り取らないように注意しましょう。


クリアーパーツの枠の両脇に、なんか刺股のようなパーツが付いています。これ、実は飛行機模型を作る時の治具になります。クリアーランナーに専用の穴があり、そこに刺股状のパーツをはめると完成します。


Me262だけでなく、1/72スケールの零戦も固定できました。こうすることで、脚パーツの接着や、塗装&デカール貼りが捗ります。


デカールはイタリアの高品質デカールメーカー・カルトグラフ製によるもの。さらにカット済みのマスキングテープが付属するので、細かな塗り分けも怖くありません。


コレクションサイズの1/72スケールでは、ハセガワやレベル、童友社のキットなどがありますが、意外と決定版と言えるものが無いとも言われてきました。本キットは多少組みにくいところはありますが、アルマホビーのキットを初めて体験した僕でも最後まで組み上げることができました。パーツのシャープさ、美しいエンジンナセルのラインなど見事に現代的なキットに仕上がっていると言えます。ぜひMe262という歴史的飛行機を本キットで楽しんでください。