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においに負けてた昨日の俺に、さようなら。新しい溶剤のおかげで「ラッカー筆塗り」の扉が開く!

 ラッカー塗料は刺激臭が強い! だから今の俺の家庭環境では使えない! ……そんな固定観念に、ほんの数日前まで縛られていました。でも、その固定観念を上の写真の「2つのラッカー溶剤」が打ち破り、僕の部屋に“ラッカー塗料筆塗りの楽しさ”を運んできてくれたのです! またひとつ、楽しい模型の扉が開いたぞ〜〜〜!!(歓喜)

 かつては「ラッカー塗料&エアブラシ至上主義」だった私も、家庭や子供ができて生活環境が変化したこと、作りたい模型の傾向・質感の変化(ガンプラだけを作ってきた20年を経て、スケールモデルの楽しさも知ったことが大きい)によって、水性塗料を使った筆塗りを楽しむことが多くなっていました。でも、ラッカー塗料が嫌いになったわけではありません。サーフェイサーは今でもラッカー系をガンガン使っています。その時ばかりは「塗装ブースがあって良かった……」と心から思えます。

 実際、サーフェイサーとトップコートを吹くときだけエアブラシを使っているので、なんとも贅沢な運用です。とはいえ、それがあるだけで本当に便利。筆塗りを楽しむために塗装ブースを準備している、と言っても過言ではありません。……ちょっと話が逸れましたね。戻しましょ

 GSIクレオスの「Mr.カラーGGXうすめ液」と、ガイアノーツの「T-07 モデレイトプラス」。この2種類のラッカー溶剤(ラッカーシンナー)のおかげで、僕はタミヤのI号戦車をラッカー塗料で筆塗りすることができました。使いやすいように、スペアボトルに移し替えて、筆に含ませやすいようにしています。

 この2つに共通しているのが、「匂いがマイルド」なこと。それだけなんです。試しに自室で使ってみたところ、他の部屋には臭いが漏れず、机の近くでほんのり匂う程度で済みました。定期的に窓を開けて換気をすれば(さすがに暑くて開けっぱなしは無理)、まったく問題ありませんでした。

 あらためて他のうすめ液の臭いを嗅いでみると……明らかにキツい。「うわ、これだよ!懐かしいこのツーンとした匂い……!」と、かつての記憶が蘇るほどでした。

 より低臭で楽しむための超簡単な儀式があります。それは「こまめに蓋を閉めること」。実際めんどくさいですが、ラッカー塗料はパレット上で乾いても、溶剤を足せば復活します。そのため、少し多めにパレットに出しても問題ないので。

 使用する量をあらかじめ出して、あとは蓋を閉じる。それだけでいいのです。溶剤は使用頻度が多いので、蓋を開けっぱなしにしていますが、それでもこの2つの溶剤なら、それほど匂いは気になりませんでした。

 塗料の方ばかりに気を取られていましたが、溶剤の放つ香りが相当キツかったんだな……と今回改めて実感しました。そして、それに対してメーカーはちゃんと“性能と快適さ”の両立に挑戦していたんだ、ということにも気づけました。今の時代、ラッカー塗料用の溶剤も本当にいろいろ出ているんですね。自分の中にある昔の知識や思い込みに凝り固まらず、ちゃんと商品解説を読んで試してみることで、今回のように“新たな扉”が開けることもあるんです。

 「いつもの」もいいけれど、「今ある他のもの」にも目を向けていこう。――GSIクレオスとガイアノーツの溶剤が、そんなふうに僕に教えてくれたのでした。おしまい。

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フミテシのプロフィール

フミテシ/nippper.com 副編集長

1983年生まれ。模型雑誌編集や営業を経て、様々な世界とリンクする模型の楽しみ方にのめり込む。プラモと日常を結びつけるアプローチで模型のある生活を提案する。

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