
プラモデル塗装の王道と言えるのが「ラッカー塗料」です。GSIクレオスのMr.カラーやガイアノーツのガイアカラーは、戦車や飛行機、車などのスケールモデルから、ガンプラやロボット、美少女プラモデルまで、ほぼあらゆるジャンルに対応できるほど豊富な色数を揃えています。模型を始めると、まずこの2ブランドに出会う人も多いでしょう。
そんなラッカー塗料市場に、世界的な模型メーカーであるタミヤも2017年に「LPシリーズ」として参入しました。しかし、Mr.カラーやガイアカラーがすでに多くのモデラーの定番として定着した後の登場だったこともあり、性能は高いにもかかわらず、ラッカー塗料の世界では少し控えめな存在という印象を持たれがちです。実際に私も使ったことが無く、今回初めて筆塗りで使用してみました。

今僕は「ラッカー塗料筆塗り」にも夢中。これまで水性塗料だけで筆塗りしてきたのですが、ラッカー塗料を併用してみるとさらに表現が広がり、より楽しくなったからです。そこで使ったことがなかった「タミヤラッカー」にも触れてみようと思ったんですね。
タミヤアクリルはよく使用していましたので、ミリタリー王者のタミヤのあの色が「ラッカー」で塗れるのか〜と思うだけでワクワクするのです。そこでタミヤアクリルでも大好きな3色「ダークイエロー2」「ダークグリーン2」「レッドブラウン2」を買ってきました。ドイツ戦車に塗られているあのかっこいい3色迷彩を楽しめる塗料です。

まず開けてびっくりしたのが「瓶の中での薄さ」です。どろっとしておらず、サラサラとしています。瓶のフチにたらーっと垂れていくほど薄いです。

この薄さがなんともいいのです。僕は薄い塗料を数回塗り重ねて、下地が透けている雰囲気に仕上げるのが好き。その感覚にとってもフィットしている塗料だと感じました。

実際にマホガニーを下地に塗った模型にダークイエローやダークグリーンを塗っていきます。1回では全く発色しないほどのマイルドな隠蔽力です。「そうそう、このマイルドさが欲しかった!」と塗った瞬間に思いました。水性ホビーカラーの透過具合にも似ていて、ぼかしたり透かしたりも楽しくコントロールできます。

そしてこの色味も最高。まさに僕が求めていた3色迷彩。特にダークイエローの色味が大好き。辛子色のようなダークイエローにならないので、なんともスケールエフェクトを感じる良い色合いになるのです。

そして一番びっくりしたのがタミヤラッカー塗料のなかでも「つや消し」と書いてあるもののつや消し性能です。筆塗りなのにここまでマットな塗面になります。しかもざらざらとした雰囲気では無く、しっとりとしたつや消し仕上げになるのです。これはつや消し塗面が大好きな人にとってはたまらない仕上がりでしょう。
同じラッカー塗料というジャンルでも、メーカーごとに使ってみないとわからない「使い心地」や「特徴」があるもの。筆塗りはそんな性能を、直に触って体感できる楽しさもあるので、新しい塗料をどんどんチャレンジしたくなります。タミヤラッカーのマイルドな隠蔽力と薄さ、そして最高の色味はきっとあなたのプラモの塗面に新たな質感を加えてくれること間違いなし! ぜひ使ってくださいね。それでは〜。