
プラモデルは今の気分や、以前よりもやれることが増えたりすると何度でも完成する。終わりがあるようでないのが、模型製作の楽しさでもあると思うんです。気が向いた時に塗ったり汚したり改造したり……そんな今の自分が楽しんでいるスタイルが目の前に何度も現れます。
「海洋堂 ARTPLA キュスター」。飾っていたらホコリもかぶっているし、今見ると真っ黒い塊にみえるな~と思ったので、思い切ってリペイントしてみました。

イギリス軍のカッコイイ色「インターミディエイトブルー」を缶スプレーして、1色塗りで仕上げたキュスター。今の僕は筆塗りが好きなので、この上からどんどん筆で塗っていこうと思いました。最初に塗られた缶スプレーの色、汚し塗料で黒くなった部分も良い下地になってくれそうです。

さらに今は匂いがマイルドなラッカーシンナー「GGXシンナー」のおかげで、換気しながらラッカー塗料の筆塗りも楽しめるようになりました。水性ホビーカラーと合わせてラッカー塗料を使用すると、塗膜の強さの相性で様々な表現が可能となります。併用することで筆塗りの楽しさが倍増するのです。混色した塗料が乾いても、ラッカー溶剤で溶かせば復活してすぐ使えるのも良いです。水性塗料は乾燥すると溶けにくくなるので、再度新たな塗料を出さなければいけないという特徴があります。

あとはミディアムブルーやネイビーブルー、スージーブルーなどを混ぜて自分なりのインターミディエイトブルーを塗っていきます。真っ黒だったキュスターに鮮やかさが戻ります。缶スプレーの均一な塗面にも様々なブルーと筆跡が加わり、塗面の情報量がマシマシになっていきます。

完成! すでに塗られていたものに重ねりしたので、およそ1時間で塗り上がりました。今の気分はこのくらい鮮やかさがあって、ツヤも所々にある仕上がりが好き。こうやって同じプラモデルでも全く違う姿を見せてくれます。あの時作った思い出を塗り替えてみる楽しさもいいもんです。ぜひあなたも一度完成した模型に、今のテイストを加えて遊んでください。またその模型が好きになりますよ。