
■本記事はGSIクレオスより商品の提供を受けて作成しています(PR)
水性ホビーカラーによる筆塗りが隆盛を極める今日この頃、GSIクレオスから新たな模型用筆がリリースされました。その名も「Mr.BRUSH STARLINER」(宇宙船の名前みたいでかっこいい!)。公式HPでは水性塗料と相性の良い繊維を採用していると紹介されていますが、はたして噂のハイエンド筆は水性帝国の臣民にしか扱えないのか?我々ラッカー連邦はどうなるんだ!水性ホビーカラーのうすめ液やツールウォッシュも大丈夫ならラッカー系にだっていけるのでは!そんな銀河中の声にお応えして、今回はシリーズ3種「丸筆2号/ Round No.2」「平筆4号/ Flat No.4」「面相筆10/0号/ Fine Liner No.10/0」のそれぞれでラッカー筆塗りをしてみました。

まずは「平筆4号/ Flat No.4」から。面が強い形状のタミヤ1/48ヤークトパンサーでトライアルスタートです。パターンはドイツ軍お馴染みの三色迷彩で塗ってみます。

マホガニーのサーフェイサーが吹いてある状態に追加の下地としてグレーを塗っていきます。さっそく塗料の含みを見てみたかったのですが、しっかりと含んでくれて、一回でかなり広く塗料を乗せることができました。薄塗りを重ねていくスタイルのラッカー筆塗りなので、とても嬉しいポイントです。

コシはありながらシルキーで優しい塗り心地。毛先の細かさから筆目も出にくいと感じました。箱絵を参考にしつつ、どんどん筆が進みます。

大まかに三色を振り分けたら、それぞれを混ぜ合わせながら重ねていきます。穂先のコントロールがし易く、モデル上でブレンディングしながら塗っていくのにも最適な性能です。

ここまで平筆だけですが、コクのある三色迷彩が塗れました! 塗料の含みに加え、穂先からおくられてくる量もたいへん良好でした。筆のコンパクトなサイズによるイメージ以上にスムーズに塗り進めることができるので、こうした色数の多い迷彩を塗る際にも活躍してくれます。

続いては「丸筆2号/ Round No.2」です。塗装机にちょうど良さそうなウォーカーがいたので出動してもらいました。オキサイドレッドのサーフェイサー状態だったので、この色を利用したオレンジ系にしてみることに(GSIクレオスのMr.オキサイドレッドサーフェイーサー、良い色ですよね)。ヤークトパンサー同様に面的な形状なので、こちらも平筆なのでは?というところかもしれませんが、平筆〜丸筆の違いを見てみたかったので、丸筆だけで塗ってみます。

丸筆も塗料の含みが良好。しっとりしつつスッと整う穂先が気持ちいいです。こちらも強過ぎず弱過ぎない適度なコシでコントロールがし易く、狙った場所に色を入れていくことができます。

先発のヤークトパンサーで使ったブラウンにオレンジを加えて機体色に。丸筆でチマチマ塗っていくと時間がかかるのでは? と思われるかもしれませんが、塗料含みに加えて適切なコシからくるしなやかさによって、穂先だけでなく筆ののど〜腹を使って見た目以上に広く塗っていくことができます。こちらもどんどん塗り進んでいきます。

ヤークトパンサーの三色迷彩に対してこちらはスプリッター調の迷彩にしました。アタリの枠線も手早く引けて、そのまま手早く中も塗っていくことができます。

認識帯を入れてみました。機体色を残しつつ筆致によって剥がれてるように見える部分を作るのがポイント。後から剥がれ色を描き込むのと合わせると表情を増やすことができます。

シリンダー部分にシルバー、広く塗るから塗り分けまでシームレスに行えます。

アルファベットも加えてみました。リタッチなど、キワを整える際にも穂先のシャープさが効果を発揮します。

最初のグレーを使って汚し〜剥がれの描き込み。塗料を薄めた重ね塗りから描き込みまで、どちらにも的確に対応してくれます。

全体感が見えてきたところですが、もうワンポイントがほしいところです。そんな時はシャープさを活かした手描きマーク!ということで、目を入れてみました。ホワイトを塗り、上からフチと瞳を描いていきます。穂先をピンとさせつつ、しならせた線も描けるので手描きマーク入れがより楽しくなります。

マルチな性能を見せてくれる万能選手な丸筆2号でした! 今回は丸筆2号だけでさっと塗ってみましたが、平筆4号と組み合わせればモチーフを問わずさらに真価を発揮してくれること間違いなしです!

最後は「面相筆10/0号/ Fine Liner No.10/0」。平筆、丸筆ときて、特殊繊維の塗料含みの良さ、良好なコントロール性は面相ではいかに!期待が高まります。ここはやはりフィギュア塗装に使ってみたいところです。そこで、1/24のレーシングクルーアニキに来てもらいました!ベテランアニキなので、ヘッドセットやインカムは頭部と一体化した仕様。塗り分けのし易さなども気になりますよね。

ベースのフレッシュは再び丸筆2号で。一回含ませればササっと肌のベースが塗れます。

フレッシュが乾いたところで、ここから面相筆10号の出番です。平筆、丸筆に続いてこちらも期待以上の穂先の扱い易さ。狙ったところにスッと入ってくれます。細やかな面相ですが、やはり塗料の含みの良さもバッチリです。

瞳もピシッと決まります。ハンサムアニキ。しかしここはよりベテランのクルー感を出してほしいところ。面相筆10号の力を借りて塗りこんでいきます。

こげ茶で陰影を入れていきます。ハンサムアニキが一気に渋い雰囲気に! 渋さをマイルドにしつつ、ハイライトや赤味、中間色の肌色を重ねていきます。この筆もブレンディングがし易い!!安定しながら集中して筆を入れることができました。

クルーに欠かせないヘッドセットとインカム。同じくこげ茶で陰影をつけておき、グレーで塗り分けてみます。細いインカム部分も難なく色を乗せることができました。これはフィギュア全般の装備品などの塗り分けにも頼もしいですね。

髪にもこげ茶で陰影を入れつつ、ミドルストーンでハイライトを入れました。

チームに的確な指示を出すベテランレーシングアニキの顔が塗れました! 暗色〜ハイライト〜中間色を配置しつつ、その境界をブレンディングして活き活きとした表情を出していきたいフィギュア塗装。面相筆10号は繊細な筆致も可能かつ、平筆、丸筆と共に塗料含みの良さもバッチリ兼ね備えた3本目でした!

試用を一段楽した3本をお馴染み「Mr.筆ピカリキッド」でメンテナンス。内部に残留した塗料をしっかりと除去してくれるので、こうした細毛筆の維持に欠かせません。
「Mr.BRUSH STARLINER」は、まさしく今の筆塗りユーザーに向けてGSIクレオスがおくるハイエンド筆でした。従来のものよりも細身の毛ながら適度なコシ、これをたっぷりと集めて作られることで実現した塗料の含みと穂先からのおくりの良さで体感できる塗り味は、ブレンディングも多様なラッカー筆塗りの楽しみを増幅してくれるものでした。
化繊系の模型用筆としては高めの価格設定と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、ラッカー系も含めた溶剤への耐性も申し分なく、同社製の筆ピカリキッドも合わせることでより長く使える製品です。公式HPで紹介されているミニチュア塗装だけでなく、スケールを選ばずにさまざまな場面で使うことができると思います! 筆塗り表現の幅、快適さを一段と引き上げてくれる3本、ぜひ皆さんのチームにも加えてください!