

クリスマスが近づいてくると店頭で見かけるようになる「アドベントカレンダー」(クリスマスまでの日数を数えるためのカレンダーで、 日付部分に小さなプレゼントが入る仕掛けがあるもの)のようなパッケージで販売されているプラモデルがあります。それが「マイクロエース 1/48 大戦機シリーズ」です。全ラインナップが天面にプリントされ、側面に中に入っているキットの名前が書いてあります。
こちらは過去に他メーカーより発売された飛行機模型の金型を引き取り、マイクロエースが現在も生産している商品になります。そのため中身はレジェンド級のプラモばかりなのですが、このシリーズ侮れないのです!

見てください、このリベット! 僕が今回購入した「マイクロエース 1/48 大戦機シリーズ No.6 日本海軍 三菱 局地戦闘機 雷電 (J2M) 21型甲」の胴体です。雷電らしいぶっといフォルムと、これでもかと刻まれたリベットを堪能できます。
このプラモはかつてあったメーカー・オオタキが、1973年に発売したもの。約50年前に作られたプラモデルが、今見ても「かっこいいぜ!」と、見た人を一瞬で唸らせるパワーを持っています。箱を開けただけでこの体験ができる……それだけでも満足しちゃいます(価格もナイス!)。

主翼のリベットもやパネルラインもキレキレ。ランナー(プラモのパーツが収まっている枠)にはバリ(金型同士の噛み合う精度が甘くなっていて、プラスチックの樹脂が餃子の羽のようにピロピロとはみ出た状態。たい焼きの皮のはみ出た部分とも言えます)が結構ありますが、それもレジェンドプラモならではのノスタルジー〜〜。古さを感じさせないモールドと、プラモの歴史を感じさせる痕跡が隣り合わせで共存している景色を見せられると、よりプラモを愛したくなる気分にさせられるのです。

日本海軍のアニキなのでしょうが、どこかスペーシーな雰囲気もあるパイロット。こういうパーツに出会えるのもレジェンドプラモならでは。

現行で生産されている商品なので、デカールの品質も問題なし! 完成後にビシッとマーキングも貼れますよ。

形になるとこの勇ましさ!! 全身に刻まれたリベットの美しさ、大迫力ボディのかっこよさを思う存分味わえます。パーツの合わせは少々手こずりましたが、今は接着剤の性能が昔と段違いなので、パテなど使わずとも力技でなんとかなりました。マスキングテープで各パーツを開かないように仮固定し、「GSI クレオス Mr.セメントSP」を流し込みまくれば、大抵のプラモは形になってくれます。時にはパワーです!!

雷電の特徴である空冷式星型の火星13型エンジンも楽しめます。エンジンカウルとのフィッティングも良好。カウルを接着無しで取り外しでき、組み立て後もエンジンの姿を楽しむことができました。

飛行機模型売り場にエブリデイで売っているアドベントカレンダー的プラモ、「マイクロエース 1/48 大戦機シリーズ」。ひっそりと置かれていますが、その中身にはちょっとだけ癖があるけど、見る者・作る者を楽しませてくれるレジェンドが待っています。特にこの雷電の雰囲気は最高です。ぜひ店頭で箱を手に取り、側面を見てお気に入りの機体名を確認し、レジへとGOしてください。レジェンドプラモが今でも普通に買えるプラモデルならではの幸せを体感できますよ。