外で思いっきりお酒を楽しむということが出来ない日が続き、辛い日が続きます。悶々とした日々に少しでも楽しみをプラスするべく、うってつけのプラモデルを買ってきました。
マイクロエースの風物詩シリーズのおでん屋台です。以前にも居酒屋を作りましたが、このシリーズは模型屋さんの棚でミリタリーモデルに囲まれながらも異色を放っているので気になっている方も多いと思います。
箱の側面には百科事典のごとき濃密な解説が書かれています。めちゃくちゃ面白くてタメになるので、他のキットも見かけたら側面をぜひチェックしてください!
ランナーは2枚で、木目調のパキッとしたモールドが爽やかです。ベテランキットらしく、バリや押し出しピンの跡がダイナミックなところもありますが、そういったことが気になるタイプのプラモデルではないのでガシガシ作っていきます。
ランナーの一角におでん種や食器などのゾーンがあります。「これはちくわぶ…?これはがんもどき…?」と推理しながらニッパーを入れていきます。右下は一本一本に分割されたお箸です。お箸を一本ずつ切り取って箸立てに納めていくという工程は風物詩シリーズのプラモデルでしか味わえません。すぐに買いに行きましょう。
説明書には「シール」と書かれていますがのれんや看板が印刷された紙が入っているだけなので両面テープや糊の用意が必要です。他にも説明書の通りに作ろうとすると組めない部分や誤植もありビックリすることもありますが、さほど気にならず腹も立たず「しょうがないなあ~」と納得してしまうので不思議なプラモデルです。
組み立てと塗装が終わり、台座に置いて付属の小袋に入った手作り樹木を添えると完成です!
机の上が一瞬で外になりました。屋台と木だけのミニマムな情景ですが、道路の音や川の音、喧騒が聞こえてきそうです。
1/25スケールなので、1/24スケールのフィギュアが合います。キャンパスフレンズセット2の自撮り女子は本当に何にでも馴染みます。
完成したお祝いに、おでん屋台のプラモデルを眺めながらお酒を飲みました。家の中ですが、おでん屋台で飲んでいる気分で気分は上々です。再び外で思いっきり飲める日がやってきたら、タダ酒、おごり、オファーお待ちしております!
1991年生まれ。山口県の小さな漁港出身。大きな港に就職し大きな船を見ているうちに船の模型が作りたくなり、フルスクラッチも始めた普通の会社員。