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ハセガワのYF-19を楽しむなら「黒いライン」を2種の筆塗りで駆け抜けよう!

 YF-19のデザインで多くのモデラーを悩ませてきたのが機体外装の随所に入る「細くて黒いライン」。ハセガワの新製品、1/72 YF-19のバトロイドでも同社製のファイターと同様に黒ラインを再現するためのデカールが用意されています。細いデカールを貼るのも位置段落ちたディテールをマスキングして塗り分けるのも難しいと感じる人が多いはずですが、大丈夫。ディテールとパーツ分割のおかげで特別なことをしなくてもちゃーんと塗り分けられます!

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 このプラモデルでいちばんうれしいのは脚部のパーツ分割。膝から下のパーツはファイターと比較すると長さはほぼそのままで幅はかなり広く、ふっくらとした曲面で構成されています(これはバトロイド形態での迫力というかロボット的な力強さを演出するうえで重要なアレンジ)。で、中央部の張り出しは別パーツにして不連続な曲面をさらに盛り上げてくれます。

 この「中央部が別パーツ」というのを利用して塗り分けます。今回はタミヤアクリルのフラットブラックを使いましたが、GSIクレオスの水性ホビーカラーや海外の水性塗料でも同じことができます。筆に薄め液をほんの少し含ませてから塗料を掬って、黒いライン(一段落ちた彫刻になっています)に塗ります。筆の穂先をラインのフチに沿わせて塗ればほとんどはみ出ずに塗れるはずです。

 はみ出してしまったところはキッチンマジックリンを含ませた綿棒で拭き取りましょう。ヨボヨボした線もこれだけでビシッとまっすぐに整います。ラインの内側が盛大にはみ出していますが、上に乗せるパーツとの位置関係をよく観察したところ「内側はむしろはみ出していたほうがキレイに幅均一なラインになる」ということがわかったからです。

 マスキングをせず、筆とマジックリンだけでだいぶキレイなラインが引けました。スソの部分にある台形の中に丸い彫刻が入ったノズル部や、太もも部分を一周する線、そして胸部の赤いパーツの下半分もまったく同じ手順でキレイに塗れます。もとのプラスチックの色を活かしながらYF-19らしい仕上がりを求めるならこれがいちばん手っ取り早いハズ!

 今回は黒いラインを塗ったあとに各部のスジ彫りに対してウェザリングカラーのグランドブラウンを使ってスミ入れしました。筆でスジの中をざっくり塗ってから乾燥させ、Zippoオイルを含ませた布で表面をやさしく擦るとスジ彫りだけクッキリと黒く染まり、表面には少しだけ茶色のニュアンスが残るのでハセガワYF-19の少し淡白に感じられるベージュに重みが加わります。

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 太く黒いラインの筆塗り、細いパネルラインのスミ入れ、そして大判の貼りやすそうなデカールの組み合わせでYF-19が完成!あとはトーンを整えたり表面にウェザリングを施したり、皆さんの好きな仕上げに進んでもOK。筆だけでもこれくらいの仕上がりになるんだということがわかったら、手を出しやすいはずです。久々となるハセガワ製完全新規金型のバトロイド、みなさんも素材の良さを活かして楽しんでください。そんじゃまた。

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からぱたのプロフィール

からぱた/nippper.com 編集長

模型誌の編集者やメーカーの企画マンを本業としてきた1982年生まれ。 巨大な写真のブログ『超音速備忘録』https://wivern.exblog.jp の中の人。

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