

じつに四半世紀ぶりに再販となったタミヤのHonda シティ ターボ。もとは1982年生まれ(筆者と同じだ!)のこのプラモデルには、シティのトランクに搭載されることを前提に開発されたモトコンポという原付バイクがセットされています。昔は赤や黄色のプラスチックで成形されたものだったが、今回の再発では白いパーツでまとめられています。ちゃんと塗るのは大変そう……なんて思わず、思い切って塗っちゃいましょう。大丈夫。付属のデカールを貼れば何をどうやってもモトコンポになります。
まずは左右に分かれたカウルのパーツをエアブラシで真っ黄色に塗装。あとはタミヤアクリルのフラットブラックを筆で慎重に塗っていきます。エンジンまわりやステップはディテールに筆を引っ掛けてちまちま塗ればマスキングなしでも大丈夫。ちょっとはみ出してもよっぽど下から覗き込まない限りわからないぜ……。

問題はボディサイドの黒い樹脂パーツなんですけど、ここも少しだけヨレヨレしながら筆だけで塗り分け。全体的になんかマッタリとした塗り分けだけど大丈夫かな……と不安な気持ちになりながら筆を置きます。ここからは少々こまかい作業になりますが、大好きなデカール貼り。モトコンポの独特なロゴをカウルのサイドに入れ、ヘッドライトやリアの灯火類、HONDAのロゴや各所の注意書きなんかをチマチマと貼ります。

デカールって不思議なもんで、手で塗り分けたところのヨレヨレしたところよりも確実に目を引くんですよね。小さな文字、真っ直ぐなライン、鮮やかな発色。どれも塗装で表現するのは難しい、印刷物ならではのシャキッとした主張があるので、プラモデルの仕上がりが一気に引き締まります。自分で塗ったプラモデルのちょっとしたアラは自分がいちばんよく知っています。でも大丈夫。デカールさえビシッと貼れれば「こんなに小さいのによく出来ているね!」と言ってくれる人のほうがうんと多くなるはずですよ。