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「アーヤと魔女」に導かれて買った車のプラモデルが最高だった話。ドイツレベル 1/24 シトロエン2CVレビュー。

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 娘はスタジオジブリの「アーヤと魔女」が大好き。だから本作品をフィーチャーしている「ジブリパークとジブリ展」に夏休みを利用して行ってきました。そこで見た「作中に登場するシトロエン2CVのラフ画」がとても良くて、展示を見た後に速攻でプラモデルをゲット。娘も楽しい、父も楽しいと最高の1日になったのでした。そしてこれが速攻で買った「ドイツレベル 1/24 シトロエン2CV」です。

 プラモが届くと、まずは箱のかっこよさにびっくり。フランス車ですよというイメージが一撃でわかるようなパッケージアートが目に飛び込んできます。今でこそ優雅なイメージや可愛らしいと感じる人が多いかもしれませんが、この車が登場した当時の人々には奇妙に映ったらしいです。

 箱を開けると主に「3色」のプラスチックの色とご対面。パッケージのような黄色と黒ではなく、白とグレー2色です。この3色がとても良いのです!! キットをそのまま作っても最高なシトロエン2CVにしてくれます。白は光沢感がある上品な仕上がり、ライトグレーなんてRLMライトブルーのような絶妙に青が入ったグレーをプラスチックで表現。そして硬質なニュートラルグレー。この配色のままでまずは楽しんでみたいと思わせてくれたので、そのまま組んでみます。

 同じランナー(プラモデルのパーツが収められている枠のこと)内でもツヤ感を変えているのも見事。ボディは光沢、キャンバストップの部分はつや消しになっています。こういう細かな表現もパーツ単位で施されていてグッドです!

 キットは2011年に発売された完全新規金型モデル。海外キットは箱を開けてみるまでどんなプラモが出てくるのかわからないドキドキワクワク感もありますが、本キットは多くの人にお勧めしたい最高の車模型です。美しいパーツ、エンジン・インテリアの細部表現の豊かさ、そして組み立ても塗装もスイスイ進められる設計は本当に見事です。

 ほぼエンジンのパーツだけで構成されたランナーには最初ギョッとしましたが、この組み立てが気持ちいいの連続。小さなパーツ、細いパーツが収まるべきところにピタピタとはまっていき、どんどん解像度の高い物体が目の前に現れていきます。プラモのパーツに導かれるようにパーツが合わさっていく瞬間を味わえるプラモなのです。

 最低限の実用性と快適性を確保した小型大衆車として開発されたシトロエン2CV。インテリアもスッキリとしていてその様子が伺えます。そしてインテリアのパーツを上品なライトグレーにしてくれているのが最高。ボディと色が違うだけで、組んだだけで中と外の世界の差別化がなされて、より満足度が上がります。

 キャンバストップをオープンにした状態のパーツもセットされます。この適度な柔らかさを表現した形状が良いですね〜。

 この状態でも満足度がめちゃくちゃ高いです! パーツのすり合わせも一切なし。ボディもシャシーからするりと外せるので、ある程度形にしてからでも塗装を思いっきり楽しめます。シトロエン2CVが好きな方、海外プラモを作ってみようかな〜と思っている方、車のプラモデルにチャレンジしてみようかなと思っている方……そんな様々な思いを乗せて走り切ることができるプラモデルになっています! 小型大衆車としてシトロエンが目指したスピリッツがこのプラモにも刻まれていますので、ぜひゲットして組んでください。それでは。

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フミテシのプロフィール

フミテシ/nippper.com 副編集長

1983年生まれ。模型雑誌編集や営業を経て、様々な世界とリンクする模型の楽しみ方にのめり込む。プラモと日常を結びつけるアプローチで模型のある生活を提案する。

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